ワインは、ブドウを破砕して発酵させ、熟成させて瓶詰めすれば完成するシンプルなお酒です。そのシンプルさ故、簡単だと思われていますが、かなりその奥が深く、作り方次第では簡単に最悪なワインになってしまうのです。

さて、だからこそワイン醸造家というのは重宝されるわけですが、今世界では女性のワイン醸造家が増加中です。男性と違って、女性のワイン醸造家はどのような特徴があるのでしょうか。ここでは、女性のワイン醸造家の特徴について考えていきたいと思います。

①味わいが繊細

男性の醸造家の中には、力強く、男らしい味わいのワインを造る方が少なくありません。がっつり、男の酒、といったようなパンチ力のある、アルコール度数が高いワインを造る方も多いようです。

しかし、女性のワイン醸造家の多くは繊細でエレガントなワインを造る傾向にあると言えるでしょう。その理由としては、女性の多くは食事と合わせる場合が少なくなく、そういった傾向のワインを多く造っています。

あまり、1本で満足できるようなボリューム感ではなく、どちらかというと繊細な味わいの食事と合わせやすいアイテムが多くなる傾向にあるようです。

もちろん、女性のワイン醸造家の中にも力強く、アタックの強烈なものを造る人もいますが、それも全てがそれではありません。今後、女性のワイン醸造家が活躍していくことが増えていく中で、世界のワインの潮流が比較的エレガントよりになっていくことでしょう。

②ビオワインが多い

女性ワイン醸造家の特徴

女性のワイン醸造家の多くは、家族を持っていたり、家族を持ちたいと思っている人たちも少なくありません。

男性の場合、お金のためにワインを醸すという使命を持っている人が多いのですが、女性の場合は家族に良い安全なワインを飲んでほしいというイメージからか、ナチュラル系のビオワインを造る傾向が多いと思っています。

もちろん、相対的に見れば男性の方がビオワインを造っている人数が多いことは間違いありませんが、比率で見て見ると女性のワイン醸造家の方がビオワインに注目している、という傾向を見て取ることができるのではないでしょうか。

やはり、自分の身体の中にしっかりと入って行くお酒であるが故に、そういったデリケートな部分を気にされている方は少なくありません。

女性のワイン醸造家は、ブドウに付着している天然酵母を使用した醸しを心掛けており、あまり培養酵母を使って醸すことが少ないようです。

ブドウが持っているポテンシャルを大切にしたワインが好き、という女性も多いことから、結果的にそういったワインが醸される傾向にある、ということが考えることができるのではないでしょうか。

③白ワインが多い

女性の醸造家というと、ドメーヌという一人でブドウ栽培もしながら、さらに醸造も手掛けてる、というイメージが強いかもしれません。

しかし、ワインの多くは中規模、大規模な会社で行われていることがほとんどであり、ドメーヌのような人たちは全体の数%に満たない、かなり少ない数と考えることができるでしょう。

さて、そんな女性の醸造家なのですが、担当区域としては比較的白ワインが多いようです。赤ワインが男性、白ワインが女性と言った感じで、そういった場合の作りの担当になっています。

もちろん、双方にメリットがあり意味はありませんが、白ワインの多くは繊細さとフレッシュさが求められている物であるが故に、やはり小さなところに気がつく女性の方が向いている、という可能性があるわけです。

女性の醸造家の多くは、白ワインを上手に醸し、フルーティーで飲み心地の良いワインを造っています。もちろん、男性側がそういったワインを造ることができないということではなく、どんどん完璧なワインを造れるのが女性が多いという傾向であるだけの話であり、深い意味はありません。

しかし、相対的に見ると世界的には白ワインを多く醸しているのは、比較的女性の方が多いという傾向にあるという話をここではしているのです。

④メディア露出が多い傾向にある

女性の醸造家というのは、近年は増えてきていますが、やはりまだまだ珍しいと思われている節があるでしょう。

そういった意味から、女性の醸造家の多くはメディアで取り上げられることが多く、そのワイナリーの広報的な担当になっている場合も少なくはありません。

職人技でもあるワイン造りですが、あまりにも無骨な男性醸造家がメインで活躍してしまうと、話しかけにくいとか、画的に堅牢なワインであるというイメージがつきやすいと考えられます。

それよりも、女性の醸造家を表に出して売り込みをした方がワインメーカーにとっては、良い印象を与えることができます。

お酒だけではなく、食品全てにおいて重要になってくる消費者の多くは女性です。女性の消費者を獲得することで、売り上げがしっかりとついてくることは、食品をしている方々であれば理解していただけしていただける部分ではないでしょうか。

そういった意味でも、女性の醸造家という立ち位置でワインを語ることで、女性の票や興味を惹き付けることができる、と考えられているわけです。

もちろん、あまり表に出てこない女性の醸造家も少なくはありませんが、世界中にピーアールとして回っている女性の醸造家は少なくはなく、今後も増えていく可能性があるのではないでしょうか。

女性の醸造家は今後は重要な存在になる

ここでは、女性の醸造家の活躍について紹介しました。女性の醸造家は、今後もワイン業界では重宝される、重要な存在となっていくでしょう。ぜひ、女性の醸造家の造ったワインと男性の醸造家が造ったワインを飲み比べてしてみてはいかがでしょうか。