猛暑日が長期間続く、近年の夏場の電気代には節約生活を心がける家庭の皆様にはとても悩ましい問題ですよね。

けれども、エアコンの利用自体を制限してしまうと、熱中症や脱水症状を引き起こす危険性もあるため、健康的で過ごしやすい環境が第一条件になります。

そこで基本的に心得ておきたい、より快適に過ごしながら、冷房代を削減するための節約術を分かりやすくまとめてみました。

冷房を使用する期間を見直す

快適に冷房の節約術

基本的な節約方法ですが、ご自宅の冷房を使用する期間や時間帯を減らす努力をすることをまずお勧めします。

例えば、5月や9月頃のエアコンを付けるか付けないかで、悩む様な気温の際に「迷わず付ける」と言う選択肢だけでは、今までの冷房代を変えることは出来ません!

家の風通しが悪かったり、日当たりの良い日中の時間帯などには、窓を開けた上で扇風機やサーキュレーターを活用することで、室内の換気と共に風を起こすことで体感温度を下げることが出来ます。

エアコンをフル使用している日でも、エアコンの下や空気の巡りが悪い部屋の角などに扇風機を設置して利用する事で、部屋全体の室温をムラなく下げることが出来るため、効率良くエアコンを利用する事が出来るのです。

あまり暑く無い日には、エアコンよりも扇風機を優先して利用する事を念頭に置いて置くと、冷房代削減に大きく役立ちます。

室外機やエアコン本体のメンテナンスを心掛ける

まず、冷房代を節約するためには室外機の周りが片付いていることを確認してください。室外機の前に物が置かれた状態にあると、排気される際に熱がこもってしまい冷房の効きが悪くなってしまいます。

エアコンを長年使用している場合にはエアコン本体のクリーニングや、ガス補充を行う事でエアコンの機能効率が高まり節約に繋がりますので、プロに任せて定期的なメンテナンスを行うことをお勧めします。

エアコンフィルターはこまめに掃除をするようにして、ほこりが詰まらないようにしておきましょう。毎日使うシーズンには週1回ペースで行う様に心掛けると良いですね。

こまめに消させずに着けたまま自動運転にする

冷房代を節約しようと思うあまりに、こまめにON/OFFを繰り返していると余計に電気代が掛かってしまいます。それはエアコンは利用し始めに一番電気量が掛かるため、こまめに付けたり消したりしていると、その分の電気代が掛かるのです。

ずっと付けたままで良いの?と心配になるかもしれませんが、必要だと感じる気温の時間帯に(例えば、初夏であればお昼から夕方頃までなど)切らずに使用することで節約が可能になります。

その際に、自動運転にしておくと、より節約しやすくなります。もちろんパワフルモードや送風量をMAXの状態では相当量の電気代が掛かってしまいますので、長時間使用しないで下さいね。

除湿機能を活用する

湿度がぐんと高くなる梅雨時期から夏の終わり頃まで、ジメジメと蒸し暑いシーズンにはエアコン無しでは、かなり不快感を感じやすくなりますよね。

そんな時期には、冷房ではなく除湿機能を使う事で、早く室温を下げることが出来るのです。

冷房か除湿かをオートで運転をコントロールしてくれる機能のエアコンも出てきている様ですが、自分で判断をするためには、部屋毎に室温と湿度が確認出来る様にしておくと便利です。

湿度が60%を越えるような日には、冷房よりも除湿機能を選んで使用することで体感温度を下げることが出来るため、節約に繋げることが出来るのです。

夏場は基本28℃設定/室内でも出来る冷感グッズの活用

外気温が35℃以上にもなる猛暑日が続く真夏には、いくら冷房の温度を下げても、体にこもった熱が抜けきらない様な感覚にもなりますよね。そんな時でも、冷房代を節約するためには、基本的には28℃設定を心掛けて下さい。

例えば、仕事やお出掛けから帰った時には、ちょっと強めに入れておきたくなることもありますよね?そんな時こそタイマーを活用して帰宅時間の少し前から作動する様にしておきましょう。

特に暑い中で動き回った帰宅後には、ほんの少しでも外気より低い気温になっているだけで、涼しく感じるものですよ!

休日や夜間など長く室内で過ごす時間帯には、身に付けたり置くだけで、ひんやり出来る冷感グッズを活用する事をお勧めします。

寝室には、敷きマットや枕カバーを冷感素材の物にして、真夏以外は扇風機をタイマー設定して付けて置くだけで、快適な睡眠時間を確保することが出来ます。

さらに、料理中や集中して作業したい時などには、首回りにアイスノンを巻き付けて置くだけで、体感温度を下げることが出来て、とても快適になります。

水遊びやクールスポットへ出掛ける

自宅の冷感代を節約するためにお勧めなのが、自宅付近のクールスポットをリサーチしておく事です。

必ず自宅にいなければならない時には、なるべく家族が同室で過ごすなどして、冷房代を節約するしかありませんが、外出してしまえば、自宅の冷房を使う必要が無くなってしまうからです。

例えば、図書館や公民館などの公共施設やショッピングモールへ出掛ける事などもお勧めです。お買い物スポットでは浮いた冷房代以上に出費してしまわない様に注意が必要ですが…。

水風呂やお子さんがいるご家庭ではお風呂場やビニールプールなどで水遊びをさせるのもお勧めです。楽しいだけでなく終わった後は、しばらく強い冷房には当たりたくない位、体がさっぱりとして快適に過ごせますよ。

出来る限り快適に冷房の節約術は

冷房代を節約する方法はご参考になりましたか?蒸し暑くて過ごしずらく感じる季節をより快適にお財布にも優しく過ごすために、実践出来そうなことは、是非試してみて下さいね。