冬に暖房を利用する期間は11月~3月頃までと長いと5ヶ月間にもなり年間の電気使用量の割合の大半を締めている部分なので、賢い節約術で上手に電気代を削減したいものですよね。寒さを我慢する事なく、快適に冬の高い電気代を節約術で乗り切る方法をまとめてみました。

暖房器具以外で出来ること【内装篇】

冬の高い電気代を節約術

冬に寒さを軽減させるためには、室外の寒い空気を遮断して、いかに温めた空気や熱を逃さずに過ごすかがポイントです。そのため、それぞれの家に合った暖房を助けるグッズはフル活用することをお勧めします。

例えば、1軒家で家族の出入りが多い家庭では、玄関回りに大きなビニールカーテンや熱を遮断して逃さないパーティションを設置することをお勧めします。

雨戸やシャッターを有効活用する事で、日当たりの良い時間帯以外は閉める事で、外気を遮断する事が出来ます。マンションなど集合住宅にお住まいの方も

  • 窓に貼れるタイプの断熱材
  • すきま風を防ぐ事が出来る発泡スチロール性の板

を窓ぎわに設置するだけで、かなりの防寒対策になります。その他、遮光性の厚手のカーテンを使用する事で、暖房効率を上げる事が出来るのでお勧めです。

暖房器具以外で出来ること【服装篇】

冬の暖房を節約する事を考える時に冬の室内の服装を見直すことが一番最良のポイントになります。まず、基本的に厚着をすれば良いのですが、あまりモコモコと重ね着し過ぎると家事がしにくくなったり、動きずらくなってしまうので、より快適な素材の服を選びましょう。

例えば、遠赤外線効果のあるインナーや室内でも活用しやすい薄手のダウンジャケット、フリースやウールなどがお勧めです。コンパクトなタイプのネックウォーマーなども着用するととても暖かく感じます。

足元が特に冷えを感じやすいため、靴下を重ね履きしたり、レッグウォーマーは必須アイテムです。また、裏起毛のタイツやズボンを活用すると幾つも重ね着しなくても、とても暖かくて快適に過ごせます。

上記の様に基本的な暖房対策の服装を心掛けると、外出時の移動や商業施設などの暖房が暑く感じる様に、暖房の室温設定を下げても、充分に快適な暖かさを感じる事が出来るのです。

暖房器具以外で出来ること【寝具篇】

寝るときに暖房を付けたり、電気毛布や電気あんかなどの暖房器具を利用する人も多いことでしょう。しかし、一晩中付けっぱなしにしておくのは節約にならないし、タイマー設定にしてしまうと、明け方寒くて起きてしまうと言うケースもあるでしょう。

そこで、一番お勧めな暖房補助グッズは、昔ながらの湯たんぽです。熱湯や高温のお湯を入れる事で、一晩中温かく快適に過ごせます。お風呂上がりなどでも、すぐに冷えやすい足元が温かく感じると、心地よい睡眠にも繋がります。

寝る15~20分ほど前に布団の中にセットする様にして、出来れば背中→腰→足元といった順で5時分ほどの間隔でスライドさせると、電気毛布と変わらず満遍なく布団を温める事が出来ます。

寝具をフリース素材や毛布素材の物に統一することで、かなりの防寒対策が行えます。我が家でも敷きマットと布団カバーを毛布素材の物に切り換えただけで、寝た後の暖房は一切無用になりました。

暖房器具以外で出来ること【体操篇】

暖房の節約をするためには、冬でも体をこまめに動かして、全身の血流を良くすることも大切です。

  • 運動不足や凝りによって特に手や足の指先など末端が冷えやすくなりますし
  • 寒さで縮こまっていると首や肩の筋肉が固まりやすくなって、血流が悪くなってしまいますので寒く感じたり

します時間を決めて定期的にストレッチや体操を習慣化させることをお勧めします。首肩回りは、座りながらでも出来る、首回しや腕回し、組んだ手を上や左右に大きく背伸びする様に行うストレッチも効果的です。

足元はスクワットや屈伸運動、開脚や前屈など足全体の血流アップを心がけましょう。常に体が固いと感じている人は、お風呂上がりなど、より体が温かくほぐれやすい時間から、定期的に繰り返し行う事で、徐々に血流改善されやすくなります。

メイン暖房とサブ暖房で快適節約術

メインの暖房器具はエアコンやファンヒーターを利用されている方が多いことでしょう。空気が温かくなるだけだと、体感温度としては暖かさを感じにくいため、補助的な暖房器具として、ホットカーペットやこたつがお勧めです。

ただし、こたつは活動意欲が軽減されますが(笑)。もともと運動嫌いで冬の寒さが苦手な私は、こたつを設置してしまうと、全く動けなくなってしまうため、敢えて補助的な暖房器具を使わずに

  • ハーフブランケットを膝掛けに利用したり
  • PC作業を行う時にも湯たんぽや腰巻きダウンを活用したり

その方が活動意欲を損なわずに、かつ暖房費を節約する事が出来るので、進んで行っています。

エアコンの節約利用術

エアコンは基本的には、日中は自動運転で付けっぱなしにしておくことがお勧めです。風量も弱に設定するよりも自動設定の方が電気量の節約になるからです。

服装や断熱材、補助暖房の活用により、体感温度を上げることが出来たら、エアコンの設定温度を下げて使用する様にしましょう。1℃下げる毎に10%の電気量削減が行える様ですので、楽しく節約して設定温度を下げるチャレンジを行ってみて下さい。

室内の空気が乾燥している事も、暖房が効きにくく感じる原因となり、体感温度を下げてしまうため、室内干しをしたり、加湿器を利用する事で部屋の湿度を40~50%まで上げてキープ出来る様にしましょう。湿度を上げると、鼻や喉の粘膜が乾燥から守られるため、冬の風邪やウイルス性の疾患対策にも効果的ですよ。

冬の高い電気代を節約術で乗り切る方法は

暖房の節約術は参考になりましたか?高い電気代を払い続けるよりも、体を動かしたり、服装や断熱材、補助暖房を活用することで、電気効率も良く快適に過ごすことが出来るのです。

夏の冷房節約よりも、冬の方が体にも抵抗力を付けながら、暖房調整を行うことが出来るので、節約しやすい時期でもあります。体の感覚を甘やかし過ぎず、お財布にも嬉しい節約術を是非実践してみて下さいね。