もしも、結婚するときに両家の親同士が上手くいかない雰囲気を感じたら…。先行きが不安になってマリッジブルーになってしまいますよね。両家がすれ違いやすいパターンと対策をまとめてみました。

両家の顔合わせの後に親から愚痴を言われる

両家が今後、良い関係を築いて行かれるかを決める大切な場が、顔合わせの席です。第一印象で、ほとんどその人のイメージが決まりますから、緊張していても丁寧な対応が望まれます。

大抵の人は、そんな短時間では、大きな失敗をせずに欠点などを見られずに過ぎてしまうでしょう。

  • その様な席でも嫌味な言い方をしてきたり
  • 失礼な物言いをされたり
  • 馬鹿にされたと感じてしまったり

する場合もあります。特に深い意味は無くても、緊張していたり、方言による表現の仕方の違いなどにより、すれ違ってしまうケースも少なくないのです。

両家が顔合わせをした後に

親から彼の両親の印象が悪かったと愚痴をこぼされたら必ずフォローするようにしましょう。結婚が上手くいく為には、彼と協力して、それぞれの両親にフォローしておく必要があります。

例えば、彼のお父さんが人見知りが激しく無愛想だとしたら、顔合わせの後に両親へ連絡して、彼の両親に対する印象を聞き出し「お義父さんは無愛想だけれども、優しい人なんだよ」などと、より良い印象付けが出来るようにフォローするのです。

時間が経ってからでは意味がなくなってしまうので、顔合わせの当日か、夜遅くなってしまったら、翌日の午前中にフォローの連絡を済ませておくのがベストです。併せて彼のご両親へも、お礼のご連絡を直接しておくか、最低でも彼に伝言して間接的に伝える様にしましょう。

結婚式に対する希望が異なる

両家の事でマリッジブルー

挙式を行う際に宗教上の問題や、地域の習わしなど、結婚式に対する希望を親の意見を尊重する場合に、両家の意見が食い違うと、大きな問題になってしまいます。

一番ベストな解決方法は、二人のための結婚式だからと、彼とあなたが望む方法を選択するのがよいのですが、それではご両親が納得いかない!となってしまった場合…。戸籍上の姓を名乗る側の両親の意見を尊重することを最終的な判断にするべきです。

日本に古くからあった苗字の世襲制度の考え方は、無くなって来ているとは言え、彼の姓を名乗るとしたら、その家に嫁ぐ訳ですし、あなたの姓を名乗るとしたら、彼が婿に入る訳になるので、二人が名乗る姓の家を尊重すべきなのは、自然な事なのです。

我が子を溺愛

どちらかと言えば、異性の親に多いパターンです。彼とお義母さん、あなたとお父さんと言った組み合わせでなりやすい問題です。我が子を溺愛するあまりに

  • 結婚に対して後ろ向きであったり
  • 反対するケースがあったり

結婚に賛成してくれていても、溺愛する我が子の結婚式なのだからと、でしゃばり過ぎてしまう傾向があるのです。

いつも以上に意見を押し付けて来たり、二人のための結婚式なのに、衣装や食事など、何でも一緒に決めないと気が済まないとばかりに、割り込んで来たりするのが特徴です。一番ベストな対策は、この機会に子離れをしてもらえる様に、ハッキリと意見を伝えるべきです。無理に切り離そうとしても

  • 傷付けてしまったり
  • ゆくゆく関係が拗れてしまったり

する原因になる場合もあるので、これまでの感謝をしっかりと伝えた上で、二人の結婚式なのだから、意見を控えて欲しいと伝えましょう。タイミングを間違えると、先々までずるずると、悩まされる問題になってしまいますし、一生に一度の結婚式に二人の意見を流してしまっては、後悔してもやり直しが出来ません。

資産が多い方が優位

両家の意見が食い違いやすい理由の一つとして、家柄、所有する資産の違いが挙げられます。どうしても、資産が多い家の方が

  • 家柄の違いに拘ったり
  • 古いしきたりに捕らわれていたり

するケースが多く見られます。そのため、結婚式なども、費用を多く負担するのだからと、主張が強くなって困惑するケースも少なくありません。

もともとの価値観や感覚の違いが生じていると対策が取りにくい場合が多いのですが、両家の話を上手く取り持って、資産が多い家には気持ちよく費用を負担して貰える様に、二人で協力して意見をまとめる様にしましょう。

両家の不仲でマリッジブルーとは

両家の仲が上手くいかない状況は、先々の不安に繋りマリッジブルーになることもやむを得ません。けれども、最終的には二人で築く家族なのですから、それぞれが両親とのコミュニケーションが取れていれば、大きな問題に繋がることは防げるのです。

もしも、仲が上手くいかなかったとしても、それでも彼と結婚生活を迎える覚悟があるかどうかが試されているのかも知れませんね。