「離婚する」となると、真っ先に慰謝料や養育費、財産分与などのお金のこと、それにお子さんの親権問題などの整理が、頭に浮かぶかもしれません。

そういった法律的なことは、色々なサイトに専門家が詳しくお書きになったものが載っているのでチェックしてみてくださいね。

実際に離婚を行動に移す前に、しておきたい心情的な事や準備。後悔しない離婚の為に、何を考え何を決断すべきか、メンタル面から考えていきたいと思います。

家族や友人など複数の人に相談

離婚を行動の前に準備

親、兄弟、友人、メール相談など、複数の人の意見に耳を傾けてみましょう。あなたは、離婚を決意するに至った話を、何人の人にしましたか?その中の何人の人が離婚に賛成し、何人の人が反対されましたか?

離婚の事は相談するにはしたけど

  • 旦那の話してたこと
  • 表面的なこと
  • 断片的なこと
  • あまり言いたくないこと

は伏せたまま、のような話しかしていないということはありませんか?もしかすると「誰にも相談せずに一人で決めた」という方もいらっしゃるかもしれません。

離婚はあなたが考えているよりも、あなたの人生を大きく左右します。あなた一人の考えでそんな重大な決断をしては絶対にいけません。もちろん最終判断をするのは、ご主人とあなたです。

ですが、その前に、両親、兄弟姉妹、友人、誰でも結構です。腹を割って、ありのままを話せる人を見つけて、彼らの意見に耳を傾けましょう。適した相談相手がいない場合は、プロのカウンセラーに相談するという手もあります。

離婚に関するメール相談なども利用してもいいかもしれません。人に話す、あるいは書くという行為が、あなたの心を冷静に整理してくれる役割もあるのです。

旦那との歴史を、今一度、振り返ってみる

離婚を決意したあなたは、今、旦那のことで腹が煮えくりかえっていることでしょう。あるいは、絶望的な思いで身もよだえるような苦しみの真っ最中かもしれません。

その感情の履歴を辿ってみてください。彼を憎む、彼と別れたいという感情は、いつからですか?1年前?2年前?あるいはもっと長期間にわたって耐えていらした方もいるかもしれません。

ですが、その感情が芽生える以前はどうでしょう?結婚当時は、離婚だなんて夢にも思わなかったはずです。それがどんな状態から、何がきっかけで、彼と嫌だと思いはじめ、そして「離婚したい」という意思に繋がっていったのでしょう?

ノートに書き出してみることをぜひお薦めします。結婚前まで遡って、夫婦二人の軌跡を改めて辿ってみましょう。もしかしたら些細な掛け違いに気づいて、それを正すことで、別の選択肢が見えてくるかもしれません。

離婚後の自分を具体的にイメージしてみる

友人が離婚して元気になって今じゃキラキラしている!そんな人がもし傍にいると、つい背中を押されそうになりますよね。ですが、結婚生活が十人十色であるのと同じで、離婚後の生活も十人十色です。

お子さんがいる・いない、また、お子さんの年齢、人数によっても、離婚後の生活は大きく違います。そして離婚して実家に帰る人、または別の家に引っ越しして、一人または母子で暮らそうという人でも、大きな違いがあります。

他人を見て、あの人が大丈夫なんだから私も大丈夫、という結論は危険です。「なんとかなる!」と踏み出すことはもちろん大切ですが、決定的に離婚への行動へ移す前に、離婚後の自分を想像してみてください。

想像の世界であなたは笑顔でいられているでしょうか?離婚して良かったと、離婚が最善策だったと、心から思えているでしょうか?

実際に離婚を行動に移す前には

よく、離婚を経験した女性から、「離婚してからより、離婚直前が一番つらかった」という言葉を耳にします。それはきっと「離婚したいけど、本当にそれでいいんだろうか?」と自問自答を繰り返していたからだと想像できます。

こればかりは、実際に行動してみないと、正解か、不正解かわからない。でも不正解だとわかったとき、取り返しはつかない。そんな選択肢に迫られたときが、人は一番苦しいのです。

なぜなら、あれやこれや、もう考えなくてはならないことが山積みで、あなたの心は圧迫されて、今にも破裂しそうになっているからです。

ですから、あれやこれやと多くのことに押しつぶされないよう、大切なポイントだけ、こちらでご紹介しました。少しでもお役に立てていただければ幸いです。