(今回は性嫌悪の女性と付き合って、プラトニックな関係を続けた男性の体験談を紹介します。一年以上付き合った男性の本音とは・・)

これは私が大学生だったときの話です。私には付き合っていた女性がいました。しかし、愛していたのに、私の心はどんどん彼女から離れていってしまいました。

これは私が本能と理性の間で悩み続けた話です。あなたのまわりにも私と同じような経験をした方がいるかもしれませんね。

私の好きになった女性は、明るくて元気がよく、まわりにいる人を笑顔にさせるような方でした。私もそんなところに魅せられて、彼女に心を寄せていた一人です。

彼女と一緒にお酒を飲みにいく機会があり、そこで私は思い切って告白をしました。彼女は付き合うことを承諾してくれたのです。当時は幸せの絶頂で、将来あんなことになるとは夢にも思いませんでした・・。

自分だけが悪いと思っていた

性嫌悪な彼女

付き合ってから2~3か月経ち、私はそろそろ身体の関係を持ちたいと思い始めました。そこで私は彼女を思い切って自宅に誘い、一緒にベッドで寝ようとしました。しかし、そこで私は大きなショックを受けることになったのです。

まだ何もしていないのに、彼女は涙を流していたのです。私は動揺してどうしていいかわからなくなってしまいました。彼女は泣き止むと、自分から口を開いてくれました。

あなたのことは好きだけれど、性に関することが全てとても怖い。触れられることさえためらってしまう、と。その時の私は、この子にとってこういうことをするには、付き合ってから早すぎたんだなと思っていました。

私のせいで彼女を怖がらせてしまった・・と自分を責める気持ちもありました。彼女も私の期待に添えなかったことに、泣きながら謝っていました。

一緒にいることの喜び

付き合ってから半年ほど時間が流れました。毎週のようにデートを重ね、お互いのことをどんどん知っていき、二人でいる時間はとても幸せでした。

ケンカもたまにしかせず、まわりからも仲の良いカップルだと思われていました。ただ、身体の関係を持つことはありませんでした。

私は何度か彼女を求めたし、彼女はそれに何とか応えようと努力はしてくれるようになりました。しかし、彼女が嫌悪感に打ち勝つことはありませんでした。

その度に私は自分のことを責め、もっと彼女に好きになってもらえば・・と思っていたのです。彼女と一緒にいることの喜びが、そう思わせたのです。

言ってしまった一言

彼女と付き合ってから約一年の月日が経ちました。一年経っても仲はとてもよかったです。ただ、一年経っても性的な進展は、全くと言っていいほどありませんでした。

これほど時間が経っても上手くいかないということは、根本的に私が彼女に受け入れてもらえない人間なのか?それとも彼女は誰に対しても一生このようなままでいるのか?よくわからなくなってしまいました。

ある日、いつものように彼女を自宅に招き、半ば諦めながらも、彼女に触れようとしました。彼女は最初に比べれば怖がらなくなり、本人も必死に私を受け入れようとしていました。しかし、結局は怖さに負けて私の前で泣き始めたのです。

彼女の泣き顔を見て私は気持ちが沈み、ついにこんなことを口走ってしまいました。「そんなにつらい思いをし続けるなら、別れてもいいんだよ。」と。

それを聞いた彼女は、ひどくショックを受けたように見えました。それから彼女は怖さではなく、悲しみで泣き始めたようです。「そんなこと言わないで!私は絶対に別れたくない!一緒にいてほしい。」そう彼女は言ってくれました。

そう言われて、私は彼女と別れることを踏みとどまったのです。この問題はいつか時間が解決してくれるだろう、そう思うしかありませんでした。

他の女性と遊ぶように・・

「彼女のことを待ち続けよう。」そう思っていた私でしたが、ついに我慢の限界が訪れることになりました。いつものように自宅に誘い、彼女に触れようとし、泣かせてしまいました。

彼女はそこでも頼むから別れないでくれ、と私に言ってくれました。いつもなら別れるつもりはないという気持ちを伝えるところですが、その日はそうではありませんでした。

自分の中で何かが切れる感じがしました。彼女のことをもっと愛したいのに、それを伝えられないことに嫌気がさしてしまったのです。私はそれから急に彼女に冷たく接してしまうように変わってしまったのです。

そして身体の関係を求めて、他の女性と遊ぶようになってしまいました。他の女性と遊ぶことは楽しく感じましたが、それでも自分の中で満たされるものはなく、虚しい日々が続きました。

別れを決断

結局時間が経っても彼女への気持ちは戻らず、私は彼女と別れました。まわりからはあんなに仲が良かったのに、どうしたのと心配されましたが、何も言うことはできませんでした。

彼女とは話が合い、ケンカをすることもなく、いつも二人で笑っていることができました。そこまで仲が良いなら身体の関係を持てなくても、いつまでも一緒にいられるだろうと昔は思い込んでいました。

しかし、結局は自分の欲求を満たすことができない辛さに、私は押し潰されてしまったのです。身体の関係を持つことも一種のコミュニケーションです。お互い好きな相手とそれができれば、より深い関係になることができるでしょう。

こころとからだ、両方が満たされてこそ真の幸せを感じ、相手のことを愛し続けることができるようになると、私はこの恋愛で知ることができました。

あなたのまわりで同じようなことに悩んでいる人がいれば、どうしても上手くいかない相手とは別れるしかない・・そうアドバイスするのも1つの方法だと思います。

最高のパートナーとは?

話が合って性格が良かったとしても、上手くいかない場合があるのだと私はこの恋愛で学びました。人にとって、こころとからだは切っても切れない関係にあり、どちらかだけが満たされていても、もう片方が満たされていなければ、いつか上手くいかなくなるでしょう。

あくまで理想論ですが、自分が人生のパートナーを見つけるときには、こころとからだの両方を互いに満たすことができるようにしたいですね。

私は身体の関係が無いとダメだと、単純なことを言っているわけではありません。身体の関係をすぐに持つことができても精神的に満たされることができないなら、その相手もパートナーにふさわしいとは言うことができないでしょう。