一言でいうと、「控えめな好意の表現」ということになりますが、表現が控えめなのであって、好意や好感そのものはかなり強いケースも少なくありません。強い好意を感じていながら、「より自然な位置関係」を選ぶこともあるのです。

5.向かい側の離れた席は「ひそかに観察したい」という心理

あなたと向かい側の列の離れた席を選ぶ人には、あなたをひそかに観察していたいという心理が働いているケースが考えられます。向かい側ということは、あなたの顔は相手の視界に常に入ります。しかし、直接会話をする機会はそれほど多くはありません。

つまり、あなたに対して少なからぬ興味や関心、あるいは異性としての好意を感じている相手が、「話すより、見ていたい」という願望を抱いた場合、そのポジションを選ぶことがあるのです。

何度も目があったり、気が付くと相手がこちらを見つめているというような場合は、この心理が働いている可能性があります。ひそかに思いを寄せている相手に対して、多くの人はそうした控えめなアプローチの仕方をするものです。ただ、真正面や隣よりも何も考えずに座る確率が高いことも覚えておきましょう。

6.同じ列で離れた席に座る場合は興味がないか避けている

あなたと同じ列で離れた席を選択する相手は、あなたに興味や関心がないか嫌って避けている可能性があります。この位置関係では話をすることもできませんし、お互いの顔を見るチャンスもかなり少ないでしょう。そういう席を選ぶというのは、あなたとコミュニケーションを取りたいという意志は低いと考えられます。

少なくとも、あなたに好意を持っていたり、話をしたいと思っている人の選ぶポジションではありません。ただ、遅れて出席した場合は話が変わってきます。

あなたを避けているなら、わざわざあなたのいる席の一角を選ぶことはありません。最初から出席して、自分である程度席を選べる環境であることが条件になります。

100%当たるわけではない

座る位置でわかる人間心理を6つ紹介しました。大勢の飲み会では、特に席のポジショニングから相手の心理が見えてきます。今回紹介したことを覚えておいて、次回の飲み会の際にじっくり観察してみましょう。ただ、今回紹介したことは100%当てはまるわけではないということも考慮してくださいね。