ただ、相手がどう思っていようが、怒り口調になった相手の話を聞くのは苦痛ですよね。そんな時は、話の腰を折るのが最善の方法です。相手が不満に思っている話題や、熱中して必死に説明する話題を別の方向へ発展させるのです。

相手の怒り口調の時は、色々なワードが次から次へと飛び出しているはず。その中から、きっかけを見つけて「そういえば、○○なんだけど・・」と自然と方向転換すれば、相手も少しはクールダウンできるでしょう。

5.ゆっくり話す

もう一つ話の腰を折る方法があります。それはゆっくり落ち着いて話すことです。会話はテンポが大切です。テンポ良くキャッチボールできると、どんどん話が進んでいきます。相手の声量やスピードにつられてしまうからです。

この法則を逆手にとって、大きな声で早いスピードになった会話をクールダウンさせるのです。あなたが落ち着いて優しくゆっくり話し出すと、相手もつられてスピードと声量を落とすはずです。

別に相手は怒っているわけではありません。会話のテンポをスローにすれば、普段通りの話し方に戻るでしょう。

怒り口調の直し方

ここまで読んで、怒り口調の心理や対処法を理解できたと思います。ただ、「自分もそういうところあるんだよな・・」って人、意外と多いはずです。相手を不快にさせないためにも、この癖は直しておくことをお勧めします。

怒っている時に、怒り口調を出さないのは難しいです。しかし、会話にのめり込み過ぎて激しい喋り方になっているだけなら、3つのことに注意するだけで改善できます。早速、解説していきます。

1.相手が話し終わるまで割り込まない

会話にのめり込み過ぎると、ついつい自分ばかり話してしまいがちになります。それが行き過ぎて独壇場となり、気持ちとは裏腹に怒り口調になってしまうのです。

大切なのは、周りの人との会話の量のバランスです。自分ばかり喋らないように、相手の話が終わるまでは割り込まないとルールを作りましょう。

言いたいことがあっても、相手の話を聞いてから話し始める。これだけで、会話のスピード違反を防げますよ。

2.興味のある話題は腹八分目でトイレに行く

怒り口調を防ぐためには、別に会話の中だけでコントロールする必要はありません。最も簡単なのは、自分の興味のある話題の最中にトイレにいくことです。

トイレに行けば一気にクールダウンすることができるだけでなく、戻ったときに話題が変わっていることもあります。興味がある話題は腹八分目で席を立つ。これを心がけてください。

3.興味がある部分を相手に聞く

自分の興味がある話題だから、トイレに行こうと思っても席を立てない!そんな人もいると思います。そんな時は、興味のある話題を発信するのではなく、受信することに集中してください。