「会話が途切れて沈黙する瞬間が怖い」そんな沈黙恐怖症、多くの人が抱えているようです。ですが、なぜ会話が止まってしまっただけで、あんなに気まずい思いをしてしまうのでしょうか?また、沈黙への恐怖を克服することはできるのでしょうか?

そこで今回は会話中の沈黙が怖い心理と、沈黙を気にしない人になるための方法を紹介します。

会話中の沈黙が怖い心理4つ

世の中には、「沈黙が怖い」と言う人もいれば、「あまり気にならない」と言う人もいます。両者の違いはなんなのでしょうか?まずは沈黙を恐れる心理を見ていきましょう。

1.人の顔色を伺ってしまう

沈黙が怖い人は、人の顔色を伺う癖があるようです。常に他人の気分を気にしていて、「怒ってないかな」「嫌われてないかな」と心配してしまう。そして会話が途切れて沈黙した時は、さらに相手の考えていることについて、あれこれ悪い方に考えてしまうのです。

だけど、人は黙っている時も、大したことは考えていなかったりします。そして人の考えていることなんて、結局他人からはわからないものです。そんな中で人の顔色ばかり伺っていると、他人に振り回される人生になってしまいます。

相手の考えていることなんて、どうせわかんないし、気にしないでいいや。そんなふうに割り切れると、沈黙も大して痛くなくなるかもしれません。

2.自意識過剰に陥っている

「沈黙しちゃった!どうしよう」と感じて困っている人の多くは、人に対して気配りをする余裕がありません。

「この人、私のことどう思ってるんだろう?」「なんか言えよって思ってないかな?」と、自分が人にどう思われているかばかりを気にしてしまうんですね。つまり、自意識過剰な状態です。

「相手にどう思われているか」ばかりを気にしてしまうと、ますます沈黙が怖くなってしまいます。だけど案外相手も自分のことでいっぱいいっぱいで、人のことはどうとも思っていないものです。

3.「他人に嫌われたくない」という気持ちが強い

沈黙してしまうのが怖くて、会話が止まりそうになると頑張ってべらべらしゃべってしまう・・。こんな人は、「他人に嫌われたくない」という意識が強いです。「相手のことなんてどうでもいいし、嫌われてもいい」なんて開き直れたら、沈黙なんて怖くありませんからね。

多くの人は、「別にこの人とはもう会わないから、頑張ってしゃべらなくていいや」「好きな人としゃべってる時沈黙したら怖い!」など、相手によって沈黙への意識が変わります。だけど中には、「誰からも嫌われたくない!」という意識が強い女性もいます。

人には合う合わないがあるのだから、みんなに好かれようと思うと大変です。「人から嫌われたくない」という思いに振り回されないように注意しましょう。

4.沈黙は悪いことだと思っている

沈黙が怖い人の中には、無条件にすべての沈黙を恐れている人もいます。だけど、「お互いに信頼しているからこそ黙っていられる」というポジティブな沈黙も存在します。