誰にでも笑顔。仕事もテキパキ。さりげない思いやりの言葉。「いい人でありたい」ということにとても頑なにこだわって、いつでもどこでも「いい人でいよう」と心している女性がいます。生きていれば当然腹立ちもイライラも起きるはずなのに。

周りからはいい人ぶってると言われる場合もあります。嫌われてしまったり、人に合わせるのを周りからは、うざいと思われる事もあります。どうして彼女はいつも「いい人でいられるの?」。いい人であることにこだわり続ける女性の隠された内側の心理を探ってみます。

1.いい人でいる方が楽

実はそのとおりなのです。ストレスを抱えてイライラしている女性は、内側に醜い感情を抱えているから。それがストレスとなり周りに嫌われたら、またストレスに。その悪循環を断ち切るには、自分が少々損をする羽目になったって、言いたいことが言えずに呑み込んだりしても、結局いい人でいるほうが、女性は楽なのです。

もしあなたが始終ストレスを抱え、いつもふさぎこんでいることが多いのなら、試しに「いい人」をやってみませんか?いい人ぶるのが疲れる場合もありますがいい人を演じる事で自分自身が楽になる場合もあります。

2.いい人はそんな自分が好き

「いつも私は誰からも好かれている!」そう自信をもっていると、いっそう「いい人」で居続けることにこだわります。そうしてそんな自分のことをどんどん好きになってしまう、ある意味ナルシストでもあるのです。でもこれはいい意味のナルシスト。自分が好きと自信を持っている人は、いつでも輝いています。

自分大好きないい人は、周りからは嫌われている可能性も高いですし自分大好きが過ぎると、めんどくさい人と周りの友人や知人に思われてしまいます。自分がいい人と思う事で周りに対してもいい人だとアピールをしたい気持ちが優先してしまうのが、うざいと感じられる事もありますので注意が必要です。

3.他人に見られていることを常に意識している

誰もいない会社の洗面所で、水浸しになった台の上を丁寧にウェットテッシュで拭く。自分のものでもないのに、道端に倒れている自転車を立て直しておく。誰の目にも留まらない、そういった行為が自然にできるのは、本当のいい人に思えますよね。

ですが、その行為の内側には、やっぱり他人の目を意識しています。赤の他人であろうと、たとえ誰もいない場所でも、ひょっこり誰かに出くわすかはわかりません。他人の目を意識し続けることで、「いい人」満足が保てるのです。

4.彼氏の前でもいつもいい人でいたい

デートのどたキャンも「オッケー。仕事頑張ってね」。デリカシーのない一言には「アハハ」と笑って受け流し。いい人を常に意識している人は、ワガママなんて絶対に口にしません。故に彼氏に甘えられたり、簡単に裏切られてしまうという苦い経験も。

それでも泣きすがったり、彼をなじったりする行為を、「いい人」は嫌います。どんな場面でも醜い行動はしない。例え彼氏にでもそんな姿は見せない。それが彼女の信念なのです。

5.いい人も嫌われることが

「何となく苦手」。いい人のことをそう評価してしまう女性は少なからず存在します。それは嫉妬であったり、いい人の行為がわざとらしい、媚びていると、マイナスに捉えているから。もちろんそんな穿った見方をする人のほうが、心が歪んでいそうですが、いい人はそんな相手にも態度を変えることはありません。

そして「何となく苦手」と思っている方も、どこかでいい人の存在を意識しているもの。結局、嫌われていても、良好な人間関係を築ける。それがいい人の特徴です。本当にいい人といい人ぶる人とは違いはありますが、周りからは中々判断が付きません。嫌われるいい人にならないようにしましょう。

6.いい人が陥りやすい危険!

「常にいい人を心がけている」。それはとても前向きな行動。周囲の人も幸せにします。ですが、それを好んでやっている、そしてそのほうがストレスがない、という方なら問題はありません。

危険なのは、無理しながら、我慢を隠しながら、いい人を演じているパターン。そんな人はある日突然プツンと切れてしまうこともあります。その場合はいい人をやめると楽になる事がありますのでいい人ぶるのを辞めてしまいましょう。

無理なくいい人で居続けるためには

あなたが「いい人」になりたいのであれば、自分の心に正直になってみてください。実は無理や我慢を強いられて「いい人」でいても、何の得もありません。そして周囲も「心から純粋にいい人」など期待していないばかりか、「いい人」から垣間見る醜さ、弱い感情のほうにグッと親近感を感じるものなのです。

「いい人」は、本人も周囲も幸せ。だけど「いい人」でなくても別にかまわない。そんなゆったりとした気持ちを持つことが、一番幸福な生き方なのです。本当にいい人であれば習慣的にいい人ですが、実際は自分自身が疲れてしまう場合などは無理に続ける必要はありません。疲れてまでいい人ぶる必要はありませんよ。