最近話題のモグラ女子。女性目線のモデルの仕事と、男性目線のグラビアの仕事をこなす万能な芸能人のことです。(泉里香さん・久松郁実さんなど)彼女達は女性が憧れるようなモデルとしての魅力だけでなく、男性を虜にする完璧なスタイルも持ち合わせています。

一見、完璧すぎて参考にならないように思えますが、モグラ女子から学べることは多いです。今回は敢えて注目されている完璧なスタイルには触れず、モグラ女子の本質的な魅力を分析していきます。なぜなら、男女共に惹きつける彼女達の魅力は、その完璧なスタイルだけではないからです。

性別関係なくモテたい!憧れたい!と思っている方は、モグラ女子の本質的な魅力をぜひ取り入れてみてください。

求められる自分を表現できる

モグラ女子の最大の魅力は、相手に求められている自分を表現できることです。女性誌では、女性の心を掴むファッションを身にまとい憧れの対象として表現します。一方、男性誌ではドキドキするような魅惑的な女性を表現するのです。

言葉にすると簡単に聞こえますが、現実的には非常に難しいことです。その理由は2つあります。1つは女性ウケ・男性ウケに特化した人達と同等の魅力を表現できなければ、中途半端な存在になってしまうことです。色々やっているからという言い訳は通じず、しっかりした表現を求められます。

もう1つは、相反する2つのブランド戦略を成功させる必要があることです。多くの女性が理解していると思いますが、男ウケと女ウケは全く違います。どちらか一方に偏ると、もう一方の魅力は低下してしまうのが一般的です。この矛盾の壁を越えて、女性と男性に全く違うイメージを与える必要があります。

この相反するニーズを的確に理解し、相手が求めるものをTPOに合わせてに表現できるからこそ、性別を超えて人を惹きつけることができるのです。

表現するための引き出しがある

このような表現をするためには、相手が何を求めているのかを的確に見極める目が必要になります。また、相手の求めるものを表現できる引き出しがなければ魅了することはできません。

モグラ女子の引き出しとしてよく語られるのが、男を魅了する完璧なボディ(胸)です。それを聞くと、自分には縁のない話だと思いがちですが、そんなことはありません。何も引き出しは、自分の体そのものである必要はないのです。

例えば、ファッションに強いこだわりを持っていたり、男ウケが悪くても流行っているものしか着なかったり・・。そんな女性は、女子会だろうがデートだろうが合コンだろうが、代り映えしないファッションで出かけます。それを会う相手を考えて、ガラリと外見を変えるだけで、多くの人に好印象を与えることができるのです。

この場合の引き出しは、多くの人に対応できるファッションの多様性であり、それを自分がないとネガティブにとらえることなく、色々な自分を表現することを楽しめるポジティブな思考と言えます。これなら、天から与えられたような完璧なスタイルがなくても実行できますね。

妬まれない人間性

相手のニーズを正確に見極めて、それを表現できる引き出しを増やす。これだけで、モグラ女子の本質的な魅力を取り入れることができます。しかし、現実はそう甘くはありません。何故なら、多くの表現をすればするほど、「八方美人だ!男に媚びている!」なんて妬む女性が現れるからです。

では、なぜモグラ女子は男性の指示を伸ばしつつ、女性から憧れの対象でいられるのか?それはぐうの音も出ない程、完璧だということが大きな理由でありますが、本質的には人間性が大きく影響していると考えられます。

同じことをしていても、許せる人と許せな人っていますよね?同じすごい部分を持っていても、憧れる人と癇に障る人に分かれますよね?多くの表現をする人も同じです。妬まれる人と憧れる人が存在し、それを分けるのが人間性なのです。