職場の上司から食事のお誘いを受けると、少々気が重くなるものです。「仕事のみならず、プライベートでも上司に気を遣わなくてはならないのか…」そう考えると、とてもじゃないですが喜ぶことなどできません。

ただ、相手が上司だと、気軽に断るのは難しいものです。そのためどう断ったらいいのか悩む人も多いでしょう。

職場の上司から食事のお誘いがあった場合、一体どのように断ればいいのでしょうか?上司の気分を害さないで済む、上手い断り方を4つご紹介します!

身体の調子が悪い

最も定番の断り方は、やはり「体調不良」でしょう。

  • 実は出社する前にも薬を飲んできて…
  • 会社が終わったら病院に行こうかと…

など、いかにも具合が悪そうな雰囲気を出すことがポイントです。「もし風邪をうつしたら悪いので…」と、相手への配慮も見せておくとより効果的です。

身体の調子が悪いとなれば、上司も無理矢理誘うことはしません。そしてこの理由を使って断った際は、食事に誘われた日の翌日も体調不良っぽく装ってください。そうすることでより一層リアリティーが増します。

ただ、あまり何度もこの理由を使うと、「毎回体調不良は不自然」「まさか仮病?」と思われる可能性大です。確かに便利な断り方ではありますが、しょっちゅうだと怪しまれるので注意しましょう。

家族や友人が体調不良

上司から食事の断わり方

「自分が体調不良」という理由の他に、「身近な人が体調不良」という理由も、断る際にはうってつけです。例えば実家に住んでいる場合、同居している親または兄弟が風邪をひいて寝込んでいることにしましょう。

「早く帰って看病したいので」と言えば、上司も納得してくれます。もちろんひとり暮らしの場合でも、「実家の両親が心配なので」と言って断ることが可能です。

「親しい友人が倒れた」など、家族以外の身近な存在を出すのもアリです。自分しか看病する人がいないと言えば、「なら早く行ってあげて」と、早々の帰宅をすすめてくれるでしょう。

たとえどんなに強引な上司でも、大事な人の体調不良を訴えられたら、それ以上しつこく誘うことはできないのでオススメです。

特別な約束がある

「先約がある」と伝えることで、上司からのお誘いを断ることができます。ただこの時、「友人と出掛ける」など、ごく普通のありきたりな約束を持ち出すのはNGです。

よくある約束だと、「別の日にしてもらえないの?」などと言われる可能性があるからです。しかし、特別感にあふれた約束であれば、上司も無理強いはできません。例えば

  • 実家の両親と久しぶりに食事
  • 5年ぶりに親友に会う

などなど…通常の約束とは違う、特別感たっぷりな約束があることを伝えましょう。特に、実家の両親など、家族に関する約束は非常に効果的です。「親御さんを大事にする人間」として、あなたに対し好印象を抱いてくれるでしょう。

ちょっとした約束だと「自分のお誘いよりそっちのほうが大事なの?」と思われかねませんが、特別で重要な約束であるとわかればそうは思いません。「滅多にない大事なことだから仕方ないね」と諦めてくれるでしょう。

まだ仕事が残っている

上司から食事に誘われて困った時は、「実はまだやらなければならない仕事があるので…」と断りましょう。もちろんこの時、わざわざ仕事内容を詳しく伝える必要はありません。

中には「どんな仕事?」としつこく聞いてくる上司もいるかもしれませんが、「うーん、とにかくちょっと色々業務が残っていまして」と、ひとまず適当に濁しておけばOKです。

プライベートに関する理由も有効ですが、こうした仕事絡みの理由もオススメです。これなら気分を害するどころか、「仕事を最後までしっかりこなそうとする良い部下だ」と、あなたに対しプラスの評価をしてくれるでしょう。