ワインを飲んでいると、その味わいの良さに何杯も飲みたくなってしまうことがあるでしょう。しかし、美味しいワインをたくさん飲んでいたとしても結果的に何がどう違うのか意見したり、自分でどのようなワインを選べば良いか分からなくなる…という方は少なくありません。

ワインに詳しくなりたい、と思った時にどういったことを始めれば良いのでしょうか。ここでは、ワインに詳しくなりたい方のためのいくつかの方法を紹介します。

試験用のテキストで勉強してみる

ワインの資格試験を受ける、というのがワインを勉強する上でもっとも手軽な方法であり、身につけることができる方法です。そこまで気合いを入れて学ぶほどでもない、という方や仕事やプライベートが忙しくて試験勉強なんかできない、という方がほとんどでしょう。

試験を受けるわけではなく、ただ勉強して詳しくなりたいのであれば、試験対策テキストを何となく読み進めて行くだけで、大抵のことは分かるようになるのでおすすめです。

ワインは、いろいろな要因が絡みあって1本の美味しいワインができるようになっています。さらに、世界の国にはワインだけに対応する法律があったり、歴史や格付などがあるなど、多種多様な文化を持ち合わせています。

それらを、いきなり詰め込んでもわからないので、少しずつこういったテキストを読み進めて行くだけで、完璧にはなりませんがある程度は何を言っているのか分かるようになるのでおすすめです。ある程度、時間があったり本を読む時間がある方は挑戦してみてはいかがでしょうか。

ブドウ品種を覚えてみる

ワインを詳しくなりたい

ワインに詳しくなりたい、と思ってもなかなか覚えられないという方もいるでしょう。前述したように、テキストなどをしっかりと読み込んでいたとしても、それでも自分にあまり興味が無いことも沢山記載されているので、呼んでいるうちに面倒くさくなってしまう…という方も少なからずいるのではないでしょうか。

そういった人たちは、まずブドウ品種を徹底的に覚えてしまうことが大切になってきます。ワインの原料はブドウが使用されており、そのブドウのポテンシャルを生かすことが重要視されています。日本酒や焼酎も原料がとても大切ですが、基本的に酵母によって大きく味わいが変わってしまいます。

同じ米を使っていても、酵母によって味わいがフルーティーになったり、香りをあまり出さず辛さを残したり、プロでも分からなくなってしまう、と言われています。しかし、ワインの場合はブドウのポテンシャルを生かすワイン造りが基本とされていますし、相当個性が強いのでどんな生産者であっても、ある程度その違いが理解できます。

例えば、赤ワインの定番アイテムとしてはカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、ピノ・ノワールが使用されていればかなり味わいが違います。さらに、ソーヴィニヨンブラン、シャルドネ、リースニングであっても全く変わってくるので、覚えておけば詳しく知らなくても味わいを想像できるのです。

そもそも、ブドウ品種を知らないワイン通は存在しないので、こういった知り方も楽しんでみてはいかがでしょうか。

飲み比べをしてみる!

ワインが好きになり、さらに詳しくなるためには飲まないわけにはいきません。しかし、ワインが好きということで、どんどんお店を飲み歩き続けている方が見受けられます。

実際にはワインを飲み歩いても詳しくなることはありません。その理由ですが、都度その時になんとなく覚えているだけであり、基本は全く分かっていないことになってしまうのです。

例えば、フランスで有名なシャトーのワインです、と言われたものと、イタリアのトスカーナのボルゲリ地方ですと言われたところで、素人には簡単には分かりません。その理由ですが、使用されているのがカベルネソーヴィニョンなどを主体に、メルローやプティヴェルドがブレンドされているからです。

さらに、トスカーナであればサンジョベーゼがブレンドされていることで理解できるでしょう。しかし、その都度酔っぱらっている時にお店で勧められたものを飲んだとしても、その時は理解できても分からないのです。

ワインを詳しくなる為におすすめしたいのが、飲み比べです。

前述したように、カベルネソーヴィニョンとメルロー、カベルネフランなど、そういったブレンドされているのがボルドーブレンドと言われています。

ほか、カリフォルニアであったり、イタリアのボルゲリ、オーストラリアもそういったブレンドの地域があります。こういった似た感じの味わいを造る国のワインを並べて飲み分け、その違いを考えた方がずっとためになるでしょう。

1年毎日飲み歩くより、1ヶ月いろいろな品種と国を飲み分けるだけでワイン通になれるのは間違いありません。そういったやり方を楽しんでみることが大切になっているのです。

詳しい人と飲む

ワインに詳しい人は、うんちくを言ってくるから嫌だ、という方もいます。確かに、知識をどんどんぶちかましてきて面倒くさい、という感じになりがちです。

しかし、ここで注目したいのが、詳しい人に習う気持でワインを一緒に飲んでみた方がずっと楽しめる、ということなのです。

さらに、うんちくというと嫌な感じですが、知識として仕入れておくとワインに詳しくなるために十分なものになります。どんどん吸収していってみてください。ぜひ、チェックしてみることをおすすめしたいですね。

ワインを詳しくなるには基礎が大事

ここでは、ワインに詳しくなるための方法について考えていきました。何事も、上辺だけを知っているのではなく、ちゃんと基礎を固めることが必要です。ぜひ、参考にしてみてくださいね。