彼氏とレストランでワインディナー。さらに、仕事先の上司や取引先の方とワインを酌み交わすこともあるでしょう。そこで女性がワインよかれと思ってワインを注いだら怪訝な顔をされ、さらには後で怒られた…。

こんな経験がある方も稀にいるかもしれません。まだ、こういった経験が無くても、将来的に経験する可能性だってあります。一体、何がいけなかったのでしょうか。ここでは、女性がワインを注いではいけないと言われている理由について紹介します。

①本当は誰も注がない

普通に飲み会をした時、多くの方は自由にビールや日本酒、ウイスキーなどを注ぐかもしれません。一応、目上の方が目下の方に向かって注ぐことも多くありますが、ワインの場合は少し違います。そもそも、ワインに関してはレストランでのマナーを覚えておくと良いのです。

まず、レストランで食事をする場合、予約した男性がホストとなります。そのホストに連れてこられるというのが女性であり、主役は女性です。さらに、男性は主役ではないかと言えばそうではなく、それも主役です。

実は、レストランで最も下手に回ってサービスをするのはソムリエであり、その行動に従っていろいろと頼むのです。本来、ちゃんとしたレストランであれば、ソムリエが訪れて目減りしたグラスを発見したら直ぐに注ぎにきます。

ワインの瓶内にワインが無くなってしまったと分かれば

そこからソムリエは“お飲物はいかがいたしますか?”といったテンションで聞かなくてはいけません。そのため、男性のグラスが空いた時に女性が勝手にワインを持って注ぐのは、本来はマナー違反と言われているのです。

では、正解はどうするべきか、というところですが、ソムリエに向かって目を会わせれば大抵の場合、分かってくるので安心してください。仮に、そういった状況でもソムリエが分かってくれなかったとしたら、少しB級なイメージを与えしてしまうレストランと言えるでしょう。

そこでソムリエを呼んで何故注がないとか、そういったサービスへの不満を口にするのは御法度です。そういった時は、また別の方法で注ぐことができますので、それはあとで後述するようにします。

なぜこういったマナーができたのでしょうか。海外は、レディファーストであり、レストランはその二人が楽しむような場所として発展してきました。ソムリエは、サービスのプロである以上仕方ないがないのです。

日本の場合はあまりそういった文化が無いことからも、あまりソムリエが動かなかったり女性が注いだりするのです。仕方ないと思って腹をくくるしかありません。

②男性が注ぐこともある

ワインは女性が注がないのがマナー

どうしてもソムリエなどが気がつかなかったり、底まで格式を重んじるレストランで無かった場合など、自分たちで注ぐ機会も訪れます。そういった時に注意したいのが、女性がいきなり注いではいけない、ということです。

そういった時は、ホストである男性がゲストに向かって注ぐのが一般的です。このホストなのですが、そのレストランを予約して呼んだ側ということにあります。

例えば、4人でレストランを訪れていた場合、男性が3人で一人だけ女性がいたとします。何となく、年齢や立場が女性が下だった場合は女性が注ぐことを求められるのですが、それは最悪です。男性側は分かっていない、ということが言えるでしょう。

  • 注ぐべきはこの店を予約した男性
  • この会に集合をかけたホスト

基本的には、呼んだ方がもてなすという流れですので、そういった部分を勘違いして女性に注がせる方はマナーがなっていない、ということなります。

もちろん、気心知れた仲間だった場合、女性が注いでマナー違反だと怒り狂うことはないのですが、基本的に仕事が絡んだ仲間だったりした場合は、そこは女性は注がれることを待っている必要があります。

また、男性がどうしてもマナーを理解していない感じだったら、それは仕方が無いので本当はマナー違反かもしれませんが、注がせていいただいてよろしでしょうか、ということを伝えれば良いのです。それでいいのです。

③女性が注ぐ場合

さて、女性が注ぐ場合はどんな時があるでしょうか。前述したように、気心知れて、マナーもクソも無いというようなメンバーでの集まりであれば、自由に個々に注げば良いでしょう。

ここで問題視しなければいけないのは、ビジネスの場などで女性がワインを注ぐ場合です。実は、女性が注ぐのであれば、そこは自分がこの会を開いた本人であり、さらに自分が呼んだ男性たちが部下や目下の方だった場合です。

それであれば、マナー上は女性は立場が上になりますし、男性もイヤな思いをすることはありません。

デートであっても、女性がワイン大好きで部下を連れてくるというような場合には、女性がワインを相手に注いでも何ら問題はありません。男性側にワインを教える、ということであれば、そういったところで男性にマナーを教えてあげて注ぎ方を教えてあげてもいいでしょうね。

そういった意味では、女性がワインを注ぎたい時は気がおけない仲間だったり、部下や目下の方々と一緒にレストランにいった時ということになります。ほかは、ソムリエや男性が注ぐことになるので注意してみてくださいね。

ワインは女性が注がないのがマナーなのか

ここでは、女性はワインを注ぐことができないのか、そういったことについてお話しました。本来は、自由にワインを楽しむべきですが、場合によっては細かなマナーも決まっているので注意してくださいね。