更に片親の人は離婚率も高いといったことがまことしやかに噂されていますが、今や夫婦3組に1組が離婚しているという日本の状況では、こちらの信頼度も眉唾程度でしょう。やはり母子家庭の男性の性格も、その人が育ってきた家庭環境や生活環境・友達などに影響されると考えた方が合理的です。

5.富や成功へのあこがれが強い場合もある

母子家庭の男性の中には、本当は大学で勉強したり専門学校などで資格をとりたかったけれど金銭的に余裕がなく、進学を諦めて高卒で働き始めたという人が少なからずいます。

昔から欲しい物を我慢してきたり、進学が阻まれて人生の選択肢の幅が狭くなる経験をしてきた母子家庭の男性は、何の心配もなく進学できた人などに比べると富や成功などへの欲が強い傾向にあります。

自営業者は中卒の人も多いという言葉がありますが、これは本人の逆境を跳ね返して成功したいという欲求が強い影響なのかもしれません。それと同様に、途中で断念せざるを得なかった経験を持つ母子家庭の男性も、金銭欲や成功に向けて努力をする人が多いのかもしれません。

この心理の裏には、成功した後に親の生活を支えたい!親に恩返しをしたい!といった願望が隠れていると考えられます。

6.母親の目が届かなかった分、世間知らずの一面も

母親が長時間働いていることが多い家庭で育った男性は、親の目が逐一届かず、しっかりしつけをするのが難しい場合もあります。もちろん母子家庭だからこそ、子供にしっかり気を配っていたり、祖母や祖父・関わる地域の人などと協力して教育している家庭もたくさんあります。

また、家庭の手伝いを小さなころから行うことが当たり前になっているケースが殆どです。そのため、掃除や洗濯や料理などが得意なだけでなく、結婚後も家事分担するのが当然だと考えいている傾向があります。

たとえ共働きでも家事は女性が行うものと凝り固まっている世間といい意味でズレています。そのため、彼らと結婚すれば家事分担のことで揉めることは殆どないでしょう。

結局母子家庭の男性の性格は千差万別

母子家庭と一言に言っても、母親が父親と離婚したのか死別したのか?男性が何歳の頃に離婚したのか?などのタイミングによって様々な影響が違ってきます。

まだ大人の事情が良くわからない幼児の頃に両親が不仲になって離婚した場合と、両親がどなり合っていて不仲な所を見続けて成長した人とでは、何かが違っていても不思議ではありません。

家庭環境が子供に与える影響はかなり大きいと言えますから、母子家庭で育った男性それぞれの家庭環境に性格が左右されていることでしょう。ただ、それは両親が揃っている家庭でも同じことです。

母子家庭で育っているということにあまりこだわらず、本人の性格などの内面を見て人となりを判断していく方が現実的かもしれませんね。