日本では肌に優しいスキンケアが人気です。それはアジア人が敏感な肌が多いことも理由の一つかもしれません。
アメリカではスキンケアの中でも過激な部類に入るピーリングがとっても人気です。今回の記事ではアメリカの病院やエステサロンで行うケミカル・ピーリングに関するお話をします。
ピーリングって英語でなんていうの?
ピーリングにはいくつかの英語表現があります。ピーリングをすること自体はピール(peel)やエクスフォリエイション(exfoliation)と言います。
病院やエステサロンで行うピーリングはケミカル・ピール(Chemical Peel)と言います。
アメリカの病院やサロンでできるケミカル・ピーリング

アメリカは州によって法律が違うので、エステサロンでできるピーリングの強さも州によって様々です。主に病院では3段階のケミカル・ピールができます。エステサロンではマイルドなものができます。
ディープ・ピール(Deep peel)
ディープ・ピールは究極のピーリングです。肌の奥深い真皮層まで溶かしてしまうとっても激しいピーリングです。背術後は顔がミンチ肉のようになります。肌が元通りになるには1ヶ月以上かかります。
とっても痛くて治っているときは顔が痒くなります。使用される薬液はフェノール(Phenol)や強いTCAピール(Trichloroacetic Acid)です。
シワ、シミや深いニキビ跡などをかなり効率的になくすことができます。効果は何年も持続します。
ミディアム・デプス・ピール(Medium Depth peel)
ミディアム・デプス・ピールはディープ・ピールよりも優しいですが、それでもかなり肌の層を取ってしまうピーリングです。薬液で溶かすのは真皮層手前の表皮層全てです。
そこまで重症ではないシワ、シミ、ニキビ跡などに有効です。ミディアム・デプス・ピールもかなり顔が赤くなります。元の状態に戻るまでは1〜2週間ほどかかります。痛みや痒みなどもかなりあります。