かの有名なマハトラ・ガンジーいわく「弱い者ほど相手を許すことができない。許すということは、強さの証だ」という格言がありますが、実にその通り。
弱い人ほど他人を許せずいつまでも文句を言い続け、ネガティブな感情を引きずり続けてしまうものです。
一方強い人ほど人を許せたりと、マイナス感情に支配されることなく充実した人生を送れますが、どんな人が人を許せる強い人なのでしょうか？
目次
1.気持ちの切り替えが上手い
心が弱く人を許せない人は、他人の失敗に自分が巻き込まれた時、思わず文句やグチが出ます。起こってしまったことは、いくらグチをこぼしても何の解決にもならないと分かっていながら、延々と文句を言い続け、自己嫌悪におちいります。
一方、人を許せる強い人は
失敗して迷惑をかけられても、やってしまったことは仕方ないと割り切って考えられますし、文句よりも失敗をどう取り戻せばいいのかを考えます。
強い人は困難な事態になっても気持ちの切り替えが早いですし、自分がミスした場合でも、下手なプライドを持たないのですぐに謝罪し、問題に素早く対処できます。
2.他人の痛みが分かる
人をゆるせる強い人の全部が、最初から強い訳ではありません。過去に他人から許されなかった経験があったりと、似たような経験があった場合、他人の痛みが分かる分、優しい対応がきるようになります。
失敗した当人の心に寄り添い、はげませるのは、同じような経験をした人でないと理解できないこともあり、もし自分が傷付いたとしてもぐっとこらえ、やり返そうとはしません。
3.許さない「損」を理解している
他人を許せないことで「損」をすると理解していれば、さっさと許して前に進んだ方が建設的だと知っています。他人を許せないことで
- 仕返ししようと嫌みや陰口を叩く
- 足を引っ張るような仕返し
少しでもウサ晴らしをしようとしますが、瞬間的に爽快感を感じても、実際には何の解決にもならず、溝は深まるばかり・・・
許さないことで腹を立て続け、嫌な気分になるくらいなら、相手を許す、もしくは考えないようにすることで、自分の精神衛生を守る。そんな考え方ができるのも、人を許せる強い人の特徴です。
4.自分をなだめる方法を知っている
人を許せる人がいくら強いからと言って、理不尽な目にあえば腹を立てるものです。どんなに良い人でも自分を傷付け、利用した相手を許せない気持ちに気持ちがイライラ。
そんな気持ちでい続けても何の得にならない、そう理解していますから、自分で自分をなだめ・なぐさめる方法を知っているので、実際に手を出すことなく、心の中で解消すれば心を静められます。
- 本当に大変だったね、今日は好物を食べて元気だそうね
- 怒られてつらかったね、でも明日は普段通りのあなたでいてね
など、自分をなぐさめつらい気持ちを和らげられれば、受けたダメージを引きずることもありません。
5.他人に期待しすぎない
「あの人ならきっと上手くやってくれる」そう期待していたのに、相手が失敗し自分が迷惑をこうむったとしたら、相手を許せない気持ちが強くなってしまうもの。
自分の思い通りに動いてくれない相手にイライラ、期待していた分失望感も大きく裏切られたような気持ちになります。期待された相手からすれば、勝手に期待したくせに失望されたのではたまったものではありません。
人を許せる人は他人に過剰な期待はしません
期待でプレッシャーを与えることもないので、相手が失敗しても責めず、起こった感情も自分の中で処理できます。期待するのは悪くありませんが、過剰な期待は「毒」でしかないことをよく知っているのも、人を許せる強い人の特徴です。
6.相手が変わっても受け止められる
人は人生の中で経験する物事や時間の流れによって、外見・内面が変化しますから、相手の変化に傷付けられることも多いものです。
- 久しぶりに会った友人が、以前とは容姿や性格も変わっていた
- 付き合いだした頃に比べ、言動が変わり失望した
など、相手の変化に強い失望を感じることもありますが、人を許せる強い人は、相手の変化を受け入れられます。特に長年付き合った彼氏が変わってしまっても、愛情があれば傷付きませんし、傷付くのは自分が好きな相手に背を向けた時、罪悪感として沿ってくるもの。
他人へ期待しすぎるようなら、自分の甘えや弱さだと自覚した方がいいでしょう。
7.さりげない気づかいができる
他人からホメて欲しい、優しい人だと思われたいと感じると、相手に分かるような優しさアピールをします。一方人を許せる強い人は、相手が重荷に感じぬようさりげない気づかいで、負担をかけないようにするもの。
気づかっている本人のせいで傷付いたとしても、強く訴えることなくさりげない優しさを見せられるのは、人を許せる強い人の特徴です。
8.完璧さを追求しない
人を許せる強い人は、自分が完璧でないことを十分に理解しています。自分や他人にも完璧さを求めませんから、自分が頑張れば達成できる合格ラインしか設定していません。
心が弱いく他人を許せない人は
自分や周囲への理想が高く、少しの失敗でも落ち込んでしまい、自分の至らなさを受け入れられず、他人を責めてしまいます。頑張れば達成できそうなことでも、もし失敗したら・・・と感じると恐怖で前に進めないイライラから、最後はすべてを投げ出し、他人にばかり完璧さを求め、他人を許そうともしません。
人は誰だって完璧ではありませんし、誰かを裁くことも実はできませんが、他人を許せない人は、自分の弱さを差し置いて、他人にばかり高い要求を突きつけがち。心が強く他人を許せる人は、人の道に外れた失敗以外は笑って許してくれますよ