浜松城の旅行ランキングやオススメ観光スポット案内や地図・見どころや名所紹介

浜松城の旅行オススメポイント

全国16番目の政令指定都市の浜松市。現在は、人口約82万人で、静岡県の県庁所在地である静岡市よりも多い、県内第1位の都市となりました。

市内には、浜名湖が広がり、ヤマハ、スズキなどの大企業を従え、音楽やモノづくりの街としても有名です。そんな浜松市のシンボルはなんと言っても「浜松城」。

歴代城主の多くが、後に、江戸幕府の重役に出世したことから「出世城」といわれていますが、中でも一番の出世頭は、天下統一を実現させ、江戸幕府を開いた名将徳川家康。

家康は、天下統一の足がかりとしてこの浜松城を築城し、29歳のときから45歳で駿府城に移るまでの約17年間、居城にしました。「浜松」という地名も、このとき家康が名付けたといわれています。

浜松城の見どころのひとつは

浜松城の観光スポット

城をぐるりと囲む石垣です。形も大きさもバラバラの自然の石を「野面積み」という方法で積み上げた芸術品です。400年以上経った今でも、戦国の世の面影を残してくれています。

浜松城を訪れるなら、桜の季節が特におすすめです。浜松城を取り巻くようにソメイヨシノや、ヤマザクラなど約400本の桜が咲き誇る絶景が広がります。

桜の季節はライトアップもされるので、闇夜に桜と浜松城が浮かびあがる、昼間とはまた違った風情を楽しめます。

浜松城の旅行おすすめグルメ情報

やはり、浜松の名物といえばうなぎ。「うなぎ藤田」は、明治25年創業。うなぎの味を一層引き出すと評判の香り豊かなタレは50年以上も継ぎ足されてきた店の宝。うなぎは地下150mの深さから汲み上げる清らかな地下水に1週間泳がせるのがこだわり。

臭みを取り身を引き締める効果があるんだそう。さっぱりとした味わいが人気の絶品うなぎの老舗です。浜松市内に80の専門店があるという「餃子」も浜松最強グルメのひとつです。

餃子専門店「むつ菊」は

王道の浜松餃子が味わえる名店。作りおきはせず、毎日1500個?2000個の浜松餃子を手作りしています。その美味しさに惹かれ連日超満員、多くの浜松餃子ファンに愛さるお店です。

浜松スイーツといえば、和菓子の老舗「巌邑堂」。創業以来130年以上、伝統の製法と味を受け継ぎ、今に伝えています。職人の手作りにこだわり、添加物や保存料を使用せず素材の味を大切につくられている和菓子です。

特に、 秋の栗蒸ようかんは全国各地から注文が入るほど人気です。浜松で愛される日本料理の名店「浜松枡形」。100年以上の歴史ある老舗です。

人気メニューは浜松の山の幸、海の幸など豊富な地元の食材を味わえる「浜松おもてなし懐石」です。浜松のおいしい魅力を一度にたくさん味わいたい方におすすめです。

浜松城の観光地の見どころランキング

浜松市の中心付近にある、多くの樹木が繁げる鎮守の森に鎮座した浜松八幡宮。境内は、およそ4,500坪。戦の前、徳川家康が武運長久を祈った祈願所として伝えられています。

御神木の雲立の楠(くもたちのくす)は

幹回り約13m、樹高約15mで、枝張り東西約21m、南北23mの巨木です。幹の下部には大きな空洞があるのが特徴で、徳川家康とゆかりのある御神木としても有名です。

1572年武田信玄との戦い「三方原合戦」に敗れた家康は、武田軍に追われ、浜松八幡宮の社殿前の楠の洞窟に隠れたことで、武田軍の追ってから逃れることができました。

その後、家康が八幡宮に武運を祈願すると、楠の上にめでたいことの前兆として現れる瑞雲が立ち上ったという伝説から「雲立の楠」と呼ばれるようになりました。

小さな社殿の東照宮は

明治19年、浜松城の前身となる「曳馬城跡」(引間城址)に創建されました。社殿の扉などには三つ葉葵の紋所があり、徳川家康を祭神の社であることを示しています。

この小さな東照宮が史上最強のパワースポットと呼ばれています。戦国の世の主人公となる徳川家康と豊臣秀吉にゆかりがあるからです。秀吉は、16歳~18歳まで3年間、浜松の松下家に奉公していました。

秀吉は主人と一緒に引間城へ来た時、城主たちの前で猿まねをし笑わせたと史実が残っています。その後、秀吉は織田信長に使え、大出世を遂げるのはご存知の通りです。

一方の家康は、天下統一の足がかりの浜松城を築いている間、この引間城を居城としていました。全国の東照宮の中でも家康が住んでいた場所で東照宮となっているところは珍しいです。後に天下人に駆け上がっていく二人の天才を送り出したこの地が、浜松のみならず

史上最強のパワースポット

さらに、出世神社と言われる所以です。椿姫観音は、街角にひっそりと佇むお堂です。話しながら歩いていたら見逃してしまうくらい、街の中に溶け込んでいます。この椿姫観音も家康と関わりのある観音様です。椿姫とは、引間城主飯尾乗竜の妻「お田鶴の方」のことです。

乗竜亡き後、第5代城主として城を預かることになりました。そんな矢先、家康が天下統一の足がかりにしようと三河の岡崎から浜松に入ってきた1568年。椿姫の引間城は家康軍に攻められました。

お田鶴の方は家臣200名ほどを率いて、自ら薙刀を取り懸命に戦いながらも、侍女18人とともにこの地で命を落としました。

家康の正室だった築山御前は

その椿姫の死を哀れに思い、塚の周囲に百株あまりの椿を植え、侍女18人とともにこの地に手厚く葬むりました。そこのことから、椿姫観音と呼ばれるようになりました。お堂には、祈願石があり、石に触りながら願い事を言うと叶うともいわれています。

浜松城の旅行の要点

天下人徳川家康の天下統一の足がかりとなった遠州・浜松。駿遠征服の拠点として浜松城を築き、在城17年の間には、武田軍との三方ヶ原合戦の敗北、妻である築山御前の死など様々など試練があり、市内には家康ゆかりの地が点在しています。

そんな家康ゆかりの歴史旧跡15箇所を浜松駅から巡っていく全長約10キロの散策コース「家康の散歩道」が浜松と家康を知るのにおすすめです。大人の足で約2時間ほどかかるコースの全貌を紹介します。

浜松駅を出発して向うのが

①徳川秀忠公誕生の井戸

家康の側室である西郷局が二代将軍秀忠を生んだ時、産湯としてこの辺りにあった井戸水が使われたという伝承をもとに作られた井戸です。

②浜松八幡宮

③椿姫観音

④東照宮

⑤五社神社・諏訪神社

二代将軍秀忠、三代将軍家光と深く関わる神社です。

⑥家康公鎧掛松

浜松城を築城して毎年のように戦いを繰り広げていた家康が、鎧をとってかけた松のことで、現在の松は三代目です。

⑦浜松城

⑧本多肥後守忠真の碑

三方原合戦で討死した武将、本多肥後守忠真の碑。武田軍の中に刀一本で立ち向かい、39歳で討死したと伝えられています。

⑨犀ヶ崖古戦場

犀ヶ崖は、三方原合戦で徳川軍の奇襲で使われたという伝説が残る崖。当時深い谷間だったという犀ヶ崖に布の橋を掛け、武田軍を次々と崖に落としたといわれています。

⑩夏目二郎左衛門吉信の碑

三方ケ原の戦いで 、家康の身代わりとなtって討死した武将夏目次郎左衛門吉信の碑。

⑪普済寺

遠州の曹洞宗の古刹で、家康によって焼かれましたが、その後、家康が七堂伽藍を再建したと言われています。

⑫西来院

徳川家康の正室築山御前の霊を祭る廟で曹洞宗の寺院です。

⑬宗源院

1416年に開創された、普済寺十三門派に数えられる歴史ある曹洞宗の寺で、境内には三方原合戦で家康の身代わりとなって戦死した成瀬藤蔵正義、旗手として討死した外山小作正重の墓があります。

⑭浜松市博物館

徳川家をはじめ、浜松の歴史資料が見られる博物館です。

⑮太刀洗の池

正室の築山御前は、武田氏に内通していると信長から嫌疑をかけられました。信長は、家康に、子・信康と築山御前の処刑を命じ、家康の命令を受けた家臣がこの地で築山御前を殺害しました。

その太刀に付いた血を洗ったという伝説が残る池の跡地です。 刀を洗うと池の水が赤く染まり、1678年の百年忌の法要で池の水が清水に戻ったといわれています。桜の季節に浜松城の桜を目当てに、家康の散歩道の散策をしてみるのもおすすめです。