レアケースですが、特定の部下の能力に期待して指導に力が入ってしまうケースもあります。良い意味でのターゲットなのですが、される方が望まない場合は苦痛で仕方がありません。

ストレスを溜めないための対処法

命令口調で指示してくる上司の心理が理解できたら、タイプによって適切な対応ができます。とは言っても、結局は相手は強い立場の上司。できることは少ないのが現実です。

全てのケースで満足できる結果になることはありません。それでも、今以上にストレスを溜めないためにも、ぜひ実行してみてください。

1.指示することが上司の仕事と心得る

まずは内的要因から。そもそも、自分は部下で相手は上司。少々偉そうにしてしまうのは当たり前。それに部下を指導するのが上司の仕事です。

誰だって人と摩擦を起こすようなことは言いたくありません。相手も仕事だから強い口調になってしまう・・。そう、自分の中で納得することも大切です。

もちろん、これだけで終わっては意味ないですが、この気持ちを前提として対応しない限り、「嫌いな奴は、何されても嫌い!」と自分から壁を作ってしまうことになりますからね。

2.上司との距離を縮める

知らない人や嫌いな相手から命令口調で話されたら、誰だってイライラします。しかし、友達や彼氏から冗談っぽく命令口調をされても、前者よりはストレスが溜まらないはずです。

これは言う方と言われる方の人間関係ができているから。本当に見下しているわけではないと分かるし、会話の流れでも印象が変わりますよね。

命令口調で指示してくる嫌いな上司を遠ざけるのは自然な反応です。しかし、仕事を辞めるかどちらかが移動しない限り逃げられません。それなら、思い切って上司との距離を縮めるのです。

ある程度人間関係ができると、あなたの受け止め方が変わるだけでなく、相手の口調にも変化が表れるでしょう。「意外といいやつだな」と思わせれば、ターゲットから外されることも珍しくありません。

3.怖いと伝える

上司に口調が怖いと素直に伝えるのも一つの方法です。ストレス発散やターゲットにされている場合は、ほとんど効果がないかもしれません。しかし、相手に何の悪気もなく当たり前のように命令してくる上司には大きな変化が期待できます。

「俺の指示の仕方、そんなに偉そうだったのかな?」と今まで考えたこともない疑問を上司の頭に刷り込むことができます。

何か原因があって命令口調をしていたわけでなければ、すぐに態度を変えるでしょう。誰だって人に嫌な奴だと思われたくないですからね。