何か人の弱みを見つけると、そこを平気で突いてくる人っていますよね。一体、どういうつもりなのでしょうか?今回はそんな相手の弱みにつけこむ人の心理と、適切な対処法を解説していきます。

相手の弱みにつけこむ人の心理

まずはわざわざ痛いところを突こうと思う深層心理をいくつか紹介していきます。

1.取引して利益を得ようとしている

この相手の弱みにつけこむことで、得をしようとするパターンが代表的です。

  • 誰にも言わないから○○して欲しい
  • その部分は許容してあげるから、私の○○に目を瞑っておいて

このように取引を持ち掛けて、何か自分にとってメリットが引き出せると思い弱みにつけこむのです。ずる賢いですが、とても人間的な行動と言えるでしょう。

2.自分を誇示するために影響下に置きたい

明確なメリットが引き出せそうでなくても、弱みにつけこむ人はいます。そのような人は、自分が優位に立ちたいという漠然とした欲求を満たすために、相手の弱みにつけこみます。

痛いところを突かれた人は、どうしても攻めてくる人に強く出られません。この瞬間に小さな上下関係が生まれます。特に明確な目的がなくても、自分の影響下に置いておくことで心が満たされるのです。

3.元々嫌いだった

損得勘定で動いたり、優越感に浸りたいわけでもないのに弱みにつけこむケースも少なからずあります。この場合は、元々その相手のことが嫌いだった可能性が高いです。

とくに何も考えず匿名で攻撃するのとは違い、面と向かって人の弱い部分を突くのはエネルギーが必要です。普通は利益や優越感が、その原動力になります。それすらないのに攻撃するということは、生理的な問題=嫌いということ。

元々嫌いな人間の弱い部分が見えたからこそ、「待ってました!」と言わんばかりに弱みにつけこむのです。

人の弱みにつけこむ人の適切な対処法

様々な心理が働いて人の弱みにつけこむことが理解できたと思います。それでは、このような厄介な人にどう対応すればいいのか紹介していきます。

1.許容可能な取引なら乗る

損得勘定で人の弱みにつけこむ人は、相手が苦しむかどうかなんて興味がありません。自分が利益を得ることだけに重点を置いています。そのため、無理難題な取引を持ち掛けることはありません。

そんなことをして取引が成立しなければ、利益を取りこぼすことになりますからね。多くのケースでは、直接あなたに害のない交渉を持ち掛けるはずです。(第三者のこと)