なんで？健康志向なのにそれでもタバコをやめないフランス人

でもライターは持っていない

さて、タバコは持っていても、ライターやマッチなどの着火用具を持っていないという謎のフランス人は結構います。こんなにタバコ吸ってる人が周りにたくさんいるので、誰かが持っているだろうという魂胆なのでしょう。

レストランを経営している友人によると、お店に入ってきたある女性、客かと思いきや「Vous aves du feu?(火ありますか？)」と訊ね、火を借りて食わずに帰った…ということもあったそうです。すごい、フランス人。

もっとすごいのは、タバコすら持っていないフランス人もいるらしいということ。「火ある？」と訊ねて「あるよ」と返答されたら、「じゃあタバコもあるよね？頂戴」とタバコも火も要求するというジョークがあります。

タバコは税金がものすごくかかる高級品だから、自分では買わず人からもらっちゃおうという魂胆なのでしょう。すごすぎる、フランス人。

ポピュラーな紙巻きタバコですが、1990年をピークに消費量は減りつつあります。その代わりに最近人気なのが電子タバコ。

電子タバコは、身体への害が普通のタバコより少ないといわれており、見た目のスタイリッシュさなどもあって主流になりつつあります。

フランスの電子タバコは、液体を補充して繰り返し使うタイプで、日本で主流の電子タバコより大型のようです。

フランスでは子育て中のパパママも、ベビーカーを押しながらタバコを吸っています。政府も税金を上げたり禁煙広告を増やしたりして対策を強化しているようです。

2024年に開催が決まったパリオリンピックまでに、タバコ事情やタバコが原因の一つと言われているパリの大気汚染問題が改善するといいなと思います。