日本も一昔前までは、デートをするときデート代は男が払うというのが当たり前という時代がありました。でも、バブル景気も終わり不景気になってくると、だんだんデート代も割り勘で払うのが当たり前の時代になってしまいました。

では、お隣の韓国の男女のデートはどうなのでしょうか。韓国は日本と同じように現在も不景気が続いています。日本と同じようにデート代は男女で割り勘なのでしょうか。

今回は、韓国人のデートのときの男女の割り勘・支払観念について、いくつかご紹介したいと思います。

カップルではない普通の友達同士の付き合いの場合

①声をかけた人がお金を出す

時と場合によりますが、声をかけた人がお金を払うという文化は韓国には昔からあります。声をかけた人たちが大人数だったり、お茶だけではなく高価な食事までという場合だと負担が大きいので「声をかけた人がお金を出す」というのは当てはまりません。

でも、少人数でちょっとお茶くらいのレベルのお誘いなら声をかけた人が払うというケースが多いんです。「私が出すから行こうよ!」という感じです。

②一番年上の人が払う

韓国人デート割り勘

韓国では、年上と年下の意識がとても高い国です。韓国の子どもたちでさえ、最初に聞くのは名前ではなく歳なんです。それくらい年上か年下かは重要なんです。

相手が年下だとわかれば、年上面ができるし偉そうな態度を取ることもできるのですが、年上として大きな顔ができる一方で金銭的な面も「任せろ」という顔をしなければならないわけです。一方、年下の人は年上の人には甘えてもいいという文化があるので遠慮なくご馳走になれるというわけです。

③今回はわたし、次はあなた

韓国ではもともと「割り勘」という概念はありませんでした。お茶をしても食事をしても、お会計のレジの前で1人1人がお金を出して別々に払うという姿は見られませんでした。

韓国はいつでも「早く!早く!」という文化なのでレジの前ではさっさと支払いを済ませようということもあるでしょう。

なので、1人がまとめてお会計を済ませるのが最も効率的なのです。誰か1人がサッとお会計を済ませたら「それじゃ、次に会ったときはわたしが払うね」と自然と分担がなされます。

カップル直前やカップルのデートの場合

①恋人になる前の男女はほぼ男性持ち

韓国人男性は意中の女性にアプローチするときには日本人男性とは違い、とっても積極的なんです。韓国人女性たちは、男性からの誘いにひょいひょい乗っていくこともありません。

その為に韓国人男性としては電話やメールなどで連絡を取りながらまずは2人きりで会う機会を作らなければなりません。少しでも女性が自分になびいてくれるように美味しい言葉もかけなければなりません。