子どもが成長していくに従って付き合いがあるママ友の子供の子供が気になり始めます。自分の子供と比べ始めてしまいます。

  • うちの子は他の子と比べて遅れてないかしら?
  • あの子は運動も勉強もできるって聞いたけど、うちの子は・・

とつい比較してしまうものです。誰かと比べる子育てなんて、良くないことだとわかってはいても、なかなか止められない人もいるのではないでしょうか。

他の子と比べられて育つ子どものことを考えると、気の毒です。また、自分の子どもがそんなママ友の比較対象になってしまうことも避けたいですよね。子どもを比べるママ友の特徴や行動をいくつかご紹介します。

①自信がない

他の子供と比べてしまう

自分の子どもが正常なのか、平均以上なのかが気になって不安な気持ちを抱えながら子育てをしているママ友。自分の子育てにも、その結果である子どもの成長にも自信が持てないので、他の子と比べることで安心感を得ようとします。乳児期なら

  • 寝返りは始まった?
  • ハイハイできる?

といった質問をして、自分の子と比較するでしょう。それからも

  • 歩けるようになった?
  • 言葉はどれくらい話せる?

と周りのママ友に聞きまくります。子どもの成長には個人差があるし、人間いつかは歩けるようになるし話せるようになるという余裕のある育児からは遠ざかってしまいます。

②負けず嫌い

負けず嫌いなママ友は、小さいころから友達に負けたくない!という性格を持っていたでしょう。走ることも、勉強も全てにおいて「負けない!」という気持ちを捨てられず、仲良しの親友に対してさえもライバル意識を抱いていたかも知れません。

結婚して子どもを産み、ママになってからはそんなに周りと戦う必要がなくなり、自分の産んだ子どもに自然と目が向きます。

自分自身が負けず嫌いなら、やっぱり自分の子どもが負けるのも許せないでしょう。自分が育った環境そのもののように、子どもの友達はみんなライバルと見なして、子どもを戦わせようとします。

③他人から褒められたい

子どもの頃は一生懸命勉強して親から褒められ、大人になったら仕事をして上司から褒められたり、彼氏から褒められたりしながら自分の欲求を満たしてきたママ友。

ですが、結婚して子どもを育てているだけでは、他人から褒められる機会はほとんどなくなります。わたしは、こんなにも頑張って家事や育児に励んでいるのに・・とストレスが溜まります。

そうすると、自分自身ではなく自分の子どもを表舞台に出すことで、子どもを他人から褒められるように仕向けるようになります。

子どもだけでも他人から評価されたいという願いは、他の子どもと比較することで叶います。子どもが褒められて、尚且つ「どんな風に育てたの?」なんて自分自身まで評価されたらママ友にとって言うことないでしょう。

④優位に立とうとする

自分の子どもと他人の子どもを比較するということは、どちらが上か、どちらが下かをハッキリさせるということ。自ら自分の子どもを戦わせて比べようとするのは、子どもが上に立つことで母親であるママ友自身も上に立ちたいという気持ちがあるからなのです。

競争社会に生きているわたしたちは、スポーツでも勉強でも「実力がある者が上」という暗黙のルールがあります。

少年サッカーや少年野球のチームでスタメンで出場するメンバーのママたちは、ベンチの子どものママたちよりも勢力が強いですよね。できる子どもの親は偉い、上から見下ろせる位置にいるんだと思い込んでしまっているのです。

⑤嫉妬深い性格

  • ○○ちゃん、またピアノコンクールで賞もらったんだって~
  • ○○くん、また算数のテスト100点だったって~

といった子どもからの情報に、まるで自分自身のことのように嫉妬したり羨んだりしてしまうママ友は、典型的な子どもを比べるママです。そんなママ友の性格は、基本的にプライドが高く神経質。

ちょっとだけでも、自分の子どもが他の子と比べて劣っていると感じたら、とても敏感に反応して嫉妬の炎を燃やします。親は親、子は子という概念はありません。完全に自分と子どもが同化してしまっています。そんな状態では、ママ友の子どもは息が詰まってしまうでしょう。

⑥自分も他人と比べられて育った

テストの結果を持って帰ると「○○くんは何点だったの?」と質問され、試験で順位が出たら「○○ちゃんは何番だったの?」と母親から言われて育ったママ友は、他人と比較して子どもを育てることが当たり前だと思ってしまいます。

親からされたように、自分の子にもするというのが自然な成り行きです。自分自身が、他の子と比べられて育つと、自分が親になってもやはり自分の子と同じくらい他人の子の実力が気になってしまうのです。

他の子と比べられてイヤだった思い出があるはずなのに、また自分の子どもに同じことをしてしまうというのは悲しいことです。

子供を比べてしまうママ友は

程度は様々ですが、子育てをしていれば他の子どもの成績や特技などが気になるのは誰でもあることです。でも、子どもにとったら他の子と比べられるなんて負担だし、気持ちのいいものではありません。

他の子と比較する子育てを続けていると、子どもが思春期になったときに反発したり、精神的に不安定になったりするなど弊害が生まれることもあるのです。

自分に思い当たる部分があったら是非、子育てを見直すきっかけにしてもらえたら嬉しいです。自分の子どもの真の姿を見つめて、子どもがどれほど成長しているのか、どれほど頑張っているかを褒めてあげられる親になりたいですね。