どうせ別れる…どうせ戻れる…といった、諦めや甘えが心の中に根付いてきてしまいます。また、本当に別れる…となったときに、普通の「別れ」以上に辛いものになることが想像できます。

いつもは戻れたのに、もう戻れない…というのは、期待を120%裏切られる状態です。諦めがつきにくく、執着してしまうでしょう。

振った方は相当の覚悟をしたか、新たな恋愛に向かったか、とにかく自分で決断したことですから前に進めるかもしれません。でも、置いて行かれた彼女(彼氏)は、気持ちを整理するのに相当な時間がかかります。

いつか「結婚」して一生を共にする場合は報われますが、いつか「別れる」場合はダメージがかなり深いでしょうから、「別れ」を覚悟するならば、先延ばしにせず本気で早目に解決する方が自身のためです。

別れと復縁を繰り返すことのメリット

最後に、別れと復縁を繰り返すことのメリットについて考えてみます。最終的に「結婚」に至れば、繰り返してきた甲斐があったと言えるのではないでしょうか。

結婚後の復縁は不倫関係となり泥沼ですが、結婚までたどり着ければ、それは「運命の人」だったと言えます。

結婚後は男女関係も変わり、子どもができればさらに役割も変わり、自身の考えや相手に対する感情も変わっていくものです。その中で、別れと復縁を繰り返してきたカップルは修復に強いと言えるのではないでしょうか。

夫婦関係は「修復」の繰り返しです。すでにその歴史を歩んできたことは「離婚」につながりにくい、別れに強いカップルと言えるのではないでしょうか。