一人っ子が身につけている自信は、「私は努力を重ねて理想の自分になれた」というような、ギラギラした自尊心ではありません。ただ、親に大切に丁寧に育てられつつも、それが当然のことでもあるので、「特別大事にされている」という自覚がないのです。

競争心もないし、ガツガツしたところもないんだけれど、なんとなく自信があって堂々としている・・。そんな独特な飄々とした雰囲気を、一人っ子は纏っています。まさしく生まれながらにナチュラルな自信家なんですね。

5.我慢が苦手

兄弟がいる人なら、「お姉ちゃんなんだから、我慢しなさい」「もっとお兄ちゃんを見習いなさい」なんて言葉を一度は言われたことがあると思います。

妹や弟がいるからこそ、我慢しないといけない場面もあるし、末っ子は末っ子で上の兄弟が羨ましくなることもありますよね。姉や妹、もしくは真ん中だからこその苦労は誰しも経験することです。

その一方で、一人っ子は我慢することが少ないです。「兄弟がいる家は賑やかそうでいいな」と羨ましくなることはあるかもしれませんが、家の中では基本的に親の愛情を独り占め&大切にされて育ちます。

ある意味家の中では王様なのです。その結果、我慢が苦手な性格に育つことが多いようです。

6.摑みどころがない

一人っ子は、家の中では基本的に一人遊びばかりをして育ちます。そのため、1人であれこれ空想して自分を楽しませるのも得意です。また、家の中で子供同士でたくさんおしゃべりすることが少ないので、遊びの時もどこか自己完結的です。

一人っ子が成長してからも何となく摑みどころがないのは、何かと自己完結して育ってきたからかもしれません。兄弟の中で一生懸命自己主張する必要もなかったので、マイペースながらも我がそこまで強くない人も多いのです。

その結果、一人っ子は存在感がありつつも、何を考えているかわからない、そんな摑みどころのなさにつながるのです。

7.意外と人の顔色を読んでいる

一人っ子はマイペースなようで、意外と他人の顔色を読むのが得意です。それは一人っ子は常に大人に囲まれて育ってきたから。いつもそばにいたのが年の近い子供なのか年配の大人たちなのかで、その性格も変わってくるのです。

同年代の子供同士なら、そこまで空気を読む必要はありません。だけど大人相手となると、子供ながらにその中でどう立ち振る舞うべきなのか、自然と考えてしまうのです。

例えばお父さんは厳しいけれど、お母さんは優しいから思い切り甘えてみる。おばあちゃんは孫には甘いけれど、嫁であるお母さんとは仲が悪いから、孫とも微妙な距離感が生まれる・・。

そのようにして育つと、自然と人の顔色を読んで自分がどう立ち振る舞うべきかがわかってきます。大人になってからも、一人っ子は我が道を行っているようで、意外と空気を読みつつ振舞っているんですね。

8.協調性がない&ワガママになることも・・

一人っ子だと聞くと、「どうせ甘やかされて育ってきたんでしょ」と勝手にマイナスに判断されることも多いです。だけど、もちろん一人っ子全員が必ずワガママになるわけではありません。