誰が聞いても理解できて、ちゃんと筋道が立っている。そしてちゃんと話が構造的に整理されている。それが論理的思考です。

論理的に考えられるようになるためには、普段から物事を深く考えることが必要です。頭の回転が速い人は、いろんな問題を通して、「どうしてこうなるのだろう?どうしたらいいのだろう?」とじっくり考える癖があるんですね。

5.いつも疑問を抱いている

頭の回転が速い人は、あまりぼーっとしていることがありません。いつも物事を深く考えて、何かに疑問を持っています。

「もっと仕事の効率を上げるにはどうしたらいいか?」と自分に問いかけたり、物事に対して「これはなぜこうなっているのか?」と疑問を持っていたり・・。そこから論理的思考や新しいアイデアが生まれるのです。

ただ漠然と毎日を過ごしているだけでは、質のいい人生は送れないし、頭の回転も速くなりません。少しでも不思議に思うことがあったら、詳しく調べてみたり、立ち止まって考えてみることが大切です。

6.読書家&速読ができる

読書は知識を深めたり、論理的思考を鍛えられる優れたトレーニングです。そのため、頭の回転が速い人は読書家の人が多いです。それも1冊の本を時間をかけて読むよりも、頭をフル回転させてたくさんの本を次々読みこなします。

本の種類も気軽に読める小説よりも、新鮮な情報に溢れている政治経済などの新書や、学者が書いた科学の読み物など、読み応えがある内容を好みます。

頭脳を鍛えるのは、筋トレと同じです。簡単な本よりも、ちょっと考えないと理解できないような、少し負荷のかかる本を読むのが効果的です。しかも、それをスピード感を持って読む。それが頭の回転の速い人の特徴です。

7.ディベートが得意で議論に強い

「○○に対して賛成か、反対か」そんなふうに2つの立場にわかれて、意見を戦わせるディベート。議論に勝つには、頭の回転の速さが不可欠です。

ディベートの場では、相手がどんな意見を繰り出してくるのか、その時までわかりません。短時間で相手の話を分析し、矛盾を探し、それを鋭く指摘する。しかも、論理的に筋が通った意見でないと周りの人は納得しません。これをごく短い時間で行うためには、頭をフル回転させないといけないんですね。

議論が苦手な方でも、繰り返し練習すれば上手になります。そしてディベートを重ねること自体が、脳を育てて頭の回転を速くします。とにかく反復した訓練と経験が重要なのです。

8.ユーモアに溢れていて会話が楽しい

頭の回転が速い人は、話も面白い人が多いです。ユーモアや人を笑わせるためには、ある程度頭がよくてテンポよく切り返しをすることが必要です。ですので、本当の意味で頭のいい人は、周りを楽しませる知的なユーモアに満ちています。

いくら頭がよくても、一緒にいて楽しくなかったり、思いやりがないといい人間関係を築けません。人との関係を円滑にできれば、仕事や恋愛など、何かと人生がうまくいきやすいです。そして、そのためにはユーモアと「人を楽しませよう」という意志が必要です。