以前フランス人のランジェリー事情でもお伝えしましたが、フランス人女性の間では黒色の下着が人気です。季節を問わず年中店頭には黒色の下着が一番多く揃えられています。

ちなみに最近よく見かけるのは、一見するとスポーツブラのようなデコルテ付近もカバーされているデザインの下着が多いです。

ただ素材はスポーツブラと違って薄手のレース生地で肌が隙間から透けて見えるセクシーなデザインです。

洗剤も黒専用!

フランスでは洗濯物の洗剤にも黒い洋服専用のものがあります。黒色が薄くならないよう特別に調合された洗剤です。

説明書きによると黒色がぼやけてしまった服もそれで洗うと元々の黒色に蘇る、という少し不思議な仕組みのものです。

パリでは古い建物が多く、下水道関係もその当時のままなため洗濯機が設置できないアパートもたくさんあります。そのため、街中ではコインランドリーを日本以上によく見かけます。

ただ、このコインランドリーで洗濯をする時の温度は60度や90度ともう熱湯です。そのため服の色が薄くなってしまうようです。そしてフランスの柔軟剤はどれも香りが強いです。

フランスにいるときは気づかなかったのですが、日本へ帰ったときにスーツケースを開けると、フランスで使っている柔軟剤の香りがしました。

スーツケースに入れた衣服から香ったのですが、改めて柔軟剤の香りの強さと持続性を実感しました。最近ではわざと香りがないタイプの洗剤や柔軟剤も販売されています。

迷ったら黒を!

いかがでしたでしょうか。よく友人や知人から「パリに旅行するときは何を来ていけばいいかな?」と聞かれるのですが、迷いなく「黒を着ておけば浮かないよ。」とお答えしています。

日本にいるときはオフィスでも使え、肌の色が綺麗に映える気がして紺色の洋服を好んでいました。しかし、こちらではお年を召したマダムが好む色のような気がしてすっかり着なくなりました。

迷ったときは黒!を意識してパリジェンヌのようなコーディネートを楽しんでみてもいいかもしれませんね。