英語を勉強していて語彙力、リスニング力、スピーキング力などがついて相手の言っていることが分かるようになり、返事も返せるようになったけど、何だか会話がいまいち盛り上がらない、続かない…なんてことありませんか??

実は日本人間の会話には存在しない、スモールトーク(small talk)というものがアメリカ人の会話には存在し、これが会話をするにあたってとても重要なのです。

今回は英語の上達のためにも抑えておきたい、アメリカ人との会話に欠かせないスモールトークについて説明していきます。

スモールトークとは?

スモールトークとは文字の通りそのまま、小さな会話、雑談、世間話などのことです。レジの店員さん、バスの運転手など、初めて会った人とする気軽な短い会話のことです。

例えば、日本ではレジの店員さんが言うのは「いらっしゃいませ」ぐらいで、それに対し特に私たちも返事をすることもなく、そこで会話が弾むと言うことはほとんどありません。しかし、アメリカではレジの店員さんは「How are you(調子はどう)?」などと声をかけてきます。

それに対して「I’m fine(元気です、調子がいいです)」などだけで終わるのではなく、向こうの調子はどうか聞き返してみたり、何故調子がいいのかなど簡単に伝えたりすることによって、会計が終わるまでの短い時間に話が弾むことが多々あります。

初対面なのに何でそんないろいろ喋りかけて来るの?と戸惑うかもしれませんが、アメリカでは思いがけない場所で、見ず知らずの人といろんな会話をすることは至って普通のことなのです。

どうしてスモールトークが大切なのか?

アメリカ人、特に私の住んでいるロサンゼルスの人は陽気な性格でおしゃべりが大好きです。レジ待ちの列、バスを待っている間などでも周りにいる人に声をかけて喋っている人が必ず1人はいます。

何気ないスモールトークから会話を始め、パーソナルな話へ発展させ、お互いのことを知っていくことで相手との交友関係を築いていきます。

また、スモールトークが弾むと、その場で連絡先を交換したり、名刺を渡したりする人もいます。こういった何気ない場所での会話から、ビジネスや人間関係が発展していくこともあるので、スモールトークは侮れません。

おしゃべりが大好きなアメリカ人といい交友関係を築くためにも、まず最初にいいスモールトークをすることがとても大切なのです。

上手にスモールトークをするためには?

通常は世間話や天気の話などのスモールトークから始め、少しずつ会話を広げていきます。会話が続かないという人は、スモールトークの返答がイマイチな場合が多いです。