仲の良かった高校の同級生から「結婚しました。ぜひ式と披露宴に来てください」と連絡をもらいました。自分が結婚するというイメージを持てなくても、友達の結婚はよろこばしく、温かい気持ちになりますよね。

ですが、その連絡をくれた友達は10年も音信不通でした。あなたなら結婚式に行きますか?どうするのが正しいのでしょうか。

結論、わたしはその友達の結婚を素直に祝う気持ちにはなれず、欠席の返事をしました。

10年も連絡をとっていない同級生に結婚式の招待状を送る人の心理

「結婚した。友達を結婚式に呼びたい」という友達の心理と、「なんで今さら連絡?しかも結婚の知らせ」というわたしの心理には、なぜこんなにも温度差があったのでしょうか。

結婚をした友達としては、高校時代に仲良くしていた友達を結婚式に呼びたい・理由がないと高校の友達と集まる機会もなくなったという理由からのお誘いだったのでしょう。

高校を卒業して仲の良かったクラスメイト・部活のメンバーもそれぞれ就職や進学を経て、いまではほとんど連絡を取らなくなってしまい、仕事の都合から同窓会を開くこともままならない状態でした。

「結婚式に呼ぶ」という大きな理由でもなければ、これから先も仲の良かった懐かしいメンバーで会うことはないということは予想できます。

わたしとしてはむしろ、10年も音信不通だったわたしを結婚式の招待客リストにのせてくれたことだけでも、感謝しなければいけないのかもしれませんね。

10年も音信不通の高校の同級生から結婚式にきてほしいと連絡をもらった人の心理

上記のような理由を考慮した上でも、わたしは友達の結婚式に行くことを快く思えませんでした。高校を卒業、社会人になったことでわたしたちの価値観が一致していないということにも気づきます。

結婚式と披露宴をするには数百万円というお金がかかること、その大半を出席者によるご祝儀でまかなうこと、出席者は身なりを整えるためにもお金がかかることは、大人なら誰でも知っています。

結婚というめでたい行事の裏側には、そのような現実が隠れていることを考えてしまい、友達の結婚を祝う気持ち自体が薄れていってしまったのです。

きれいな言い方ではありませんが、「ご祝儀目当て、人数合わせ」のためのお誘いだったとしか考えられなくなっていました。

10年も連絡をとっていない = 友達ではない

わたしは極論として、10年も連絡をとっていないのなら、相手を友達としてひとくくりにしてしまうのは、相手への思いやりに欠けた行動だと思います。ただでさえ、高校生の価値観なんてとても小さいものです。