日本で朝ごはんと聞くとイメージするのはお味噌汁にご飯。それに納豆や卵などが揃った食事例ではないでしょうか。これがフランスとなるとまた全然違うものになります。
友人宅での朝ごはんだけでなく、パリのホテルで2〜3か月以上過ごし朝ごはんを食べ続けたことがある著者がフランス人の朝ごはん事情を紹介します。
フランス人は朝食を食べないのが定番
朝ごはん事情をレポート!と言っておきながら早々にこのタイトルですが、そう。フランス人は朝ごはんを食べません。幼稚園や小学校で朝ごはんを用意している学校もあるぐらい、家で食べて来ない子の多さが分かります。
子供だけでなく著者の周りでも20〜60代までと年齢層幅広く朝ごはんを食べないフランス人が多いです。そもそも日本に比べフランスには、アペロという晩ごはん前に友人たちとお酒や軽いおつまみを交わす時間があります。そのため晩ごはんを食べる時間が遅くなり、21〜22時が平均的な晩ごはんの時間になるのではないでしょうか。
それでもカフェオレ、エスプレッソは必須
朝ごはんを食べないフランス人でもカフェオレやコーヒーを飲む人は多いです。ですがこちらも家でゆっくり飲むというよりはオフィスの自動販売機やカフェで購入する人の方が多いように思います。
ちなみに、こちらではコーヒーというと日本のような缶コーヒーやアイスコーヒーのようなものではなく、小さいカップに少量注がれたエスプレッソことを指します。夏でも冬でもエスプレッソはパリジャンたちに圧倒的な人気を誇ります。
休日はまた違った朝ご飯
平日は朝ごはんを食べないフランス人が多いですが、休日となると話は別です。早起きして学校や会社に行く必要がないので、ゆっくりと起床し朝ごはんを食べます。前述したカフェオレやエスプレッソに追加して基本的なメニューはこのようなものです。
- クロワッサン
- バゲット(フランスパン)
- ヨーグルト
- シリアル
- ビスケット
- フルーツ(りんご、バナナ、オレンジ)
だいたいこういった内容です。クロワッサンやバゲットなどのパンには、もちろんバターとジャムが付いてきます。
ホテルでの朝ごはんはいかに!?
さてここで声を大にして申し上げたいのがホテルでの朝ごはん。パリのホテルでの朝ごはんと聞くと、さぞやみなさん素敵なものをイメージされるかもしれません。
著者は一時期ホテル、と言っても星付きのホテルではなく、日本でいうビジネスホテルに数ヶ月滞在していたことがあります。そこのホテルでは毎日7時から朝ごはんの時間があり、宿泊客はみんな同じカフェテリアのような場所で朝ごはんを取ることができます。
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