まず絶対に外せれないのが、冒頭でもお伝えしたギャラリーラファイエット館内のクリスマスツリーではないでしょうか。毎年テーマが決められ、それに沿ったデコレーションが施されます。
今年のテーマは『Spectacular(壮観)』なクリスマス。クリスマスツリー以外にも館内の各フロアが、遊園地のように明るくてポップなクリスマスデコレーションで飾られています。
ギャラリーラファイエットの隣のプランタンも、外観の壁一面クリスマスのディスプレイが施されます。クリスマスシーズンにパリに来た際は、ディスプレイを見るだけでも行く価値があるのではないでしょうか。
またシャンゼレリゼ通りのクリスマスマーケットや有名ブランドが立ち並ぶサン=トノレ通りなども、きらびやかで鮮やかなクリスマスディスプレイでつい足が止まってしまいます。
フランスのクリスマスケーキ
フランスのクリスマスケーキは、ビュッシュドノエルといって横長い木の枝をイメージしたケーキが主流です。
パン屋さんやケーキ屋さんの店頭にはチョコレートやストロベリー、バニラと色々な味のビュッシュドノエルが並びます。
ただこちらは生クリームを使用しているため要冷蔵、かつ日持ちがしません。そのため、近隣のドイツやイタリアのクリスマスケーキも人気です。
こちらはイタリアのパネトーネというクリスマスケーキです。ブリオッシュとシフォンケーキの間のような食感でふわふわとした生地に、ふんだんに使用した卵とバターの美味しさがしっかりと感じられます。
常温保存ができるため、フランスのスーパーマーケットでは、レジ横や冷蔵ケースの上にずらっと並べられています。
周りのフランス人を見ていると、ビュッシュドノエルのような生菓子はクリスマス当日に食べ、クリスマスまでの日々はご紹介したパネトーネのように日持ちがするクリスマスケーキを食べて、日々クリスマス気分に浸るようです。
フランスのクリスマス事情をお伝えしてきました。フランス人のようにクリスマスイブ、クリスマスの当日だけでなくそれまでの日々を楽しみながら待つのも素敵ですね。
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