緊急な仕事であれば話は別ですが、通常は夜遅くまで会社に残って残業するということは少なく、提示で帰る人がほとんど。

仕事をするのはあくまで就労時間内とされているので、急ぎの仕事でもない限り残って作業をしていると、「早く帰りなさい!」と注意されるか、「仕事ができない人なんだ」というレッテルを貼られてしまうかもしれません。

また産休がとりやすいので、女性も働きやすい環境です。日本だと妊娠して安定期に入るくらいには上司に報告して、産休を申請しなければなりませんが、カナダでは直前の申請でも産休が取得可能。州や会社によって差はありますが、産休届は1か月ほど前の申請でも大丈夫なのだとか!

このほかにも、カナダではサービス業でもスタッフが自由に働いています。顧客について回って過剰に接客する店員はほとんどいませんし、客の前でも店員同士で談笑したり、受付でご飯を食べたり、歌いながらレジ打ちをしたりなどと、日本では考えられないような自由さが見られます。

慣れないうちは驚いてしてしまいますが、肩ひじ張らない働き方だとストレスも少ないかもしれませんね。

カナダで働く残念な日本人…

先述したように、カナダでは仕事をゲットすればのびのび働ける環境ですし、人種が多様なので日本人も多く働いています。しかし、中には残念な働く日本人の姿もあります。

以前筆者が行ったあるカフェでは、客がカウンターに来ても何も反応をしない、棚を足で蹴って閉める、客が訪ねても一切愛想なし、それなのに常に店員同士談笑しているーなど、サービスが非常に残念だった日本人がいるカフェもありました。

このほかにも、友人が働いていた某日系企業では、「仕事は個人が責任を全うするもの」とうたい、困りごとがあっても全く上司が介入しない、それなのに社員教育をほとんどしないなど基本的に“放置プレイ”をしていたところもあったそうです。

カナダでの働き方は、日本と比べると自由かもしれません。それでもカナダ人はメリハリを大事にしているのであって、客やスタッフをないがしろにしているわけではないのです。

これを勘違いして働いている、はた目から見て残念な日本人がいるのは事実です。カナダで働くことを目標にしている人がいたら、はき違えず最低限のマナーやルールを考えて働いてくださいね。