その場合治療したのちに森に戻してあげるのだそうですが、イギリスでよく見かける動物だけに、見かけるととても微笑ましく感じます。

ペットにはマイクロチップとパスポートが

イギリスでペットを飼う際に政府から義務付けられるのが、ペットにマイクロチップを埋め込むこと。これは万が一盗難や迷子になった場合の対処法のひとつでもあり、怠った場合飼い主には罰金が課せられます。

私は2度ほど迷子犬を保護したことがあるのですが、ドックトラストに連れていくと埋め込まれたマイクロチップを素早くスキャンし、あっという間に飼い主への連絡先と犬の名前も判明。チップを体内に埋め込むなんて可哀そう、とは思いますが動物たちのことを思うととても合理的でもあります。

ちなみにイギリスでは春から夏にかけて暖かくなると、自宅の裏庭で犬を放してあげることも多く、ちょっとしたフェンスの隙間から冒険に出てしまう犬もいて、たまに迷子の犬を発見することも珍しいことではありません。

またイギリス・EUでは必要な予防接種やワクチンを受けたペットにも一緒に飼い主と海外旅行ができるようパスポートが発行されます。周囲に多くの国があるヨーロッパならではのルールです。

ドックトラストのチャリティーショップ

店頭

人に寄り添い共に生きる相棒であるペットたち。飼い主だけでなく周りの人々の理解や認識にも動物愛護の精神が根付いているなと感じることが多々あります。

雑貨

そして今回ご紹介したドッグトラストでは、街にさまざまなチャリティーショップも展開しています。こういったショップでの売り上げ金が動物を保護するための運営費に繋がります。

お店にもよりますが、食器や雑貨・洋服や家具などが豊富でリーズナブルに揃っているので、イギリスに来た際もしご興味があれば、ぜひ覗いてみてくださいね。

ABOUTこの記事をかいた人

イギリス在住の元インテリアコーディネーター。趣味はDIYとガーデニングです。日常から感じた何コレ?や、カワイイ!ビックリなどのアレコレを楽しくシェアできたらと思っています。