クリスマスまでもう少し。パリではスーパーマーケットや街の道路、学校の前などクリスマスツリーやイルミネーションのきらびやかなデコレーションが飾られています。
今回はクリスマスムードが高まる中、フランス人たちのクリスマスの過ごし方についてご紹介していきます。
クリスマスはザ・ファミリータイム!
日本ではクリスマスは恋人同士のイベントですがここフランスでは家族や親族間のイベントです。
私たち日本人がお盆やお正月に実家に帰るのと同じく、フランス人たちもクリスマスの時期には地元、または両親の元に帰ります。
周りのフランス人たちを見ているとクリスマスの2、3日前から地元へ帰省し、クリスマスイブ、クリスマスを家族と過ごします。そして大晦日前の27、28日頃にまたパリに戻ってきています。
というのも大晦日の夜は友人や恋人とパーティーをしたり、クラブに出かけてニューイヤーのカウントダウンをするのが一般的だからです。
この帰省シーズン中はスーツケース持参のフランス人たちを主要な駅や電車内など、そこかしこで見かけます。
クリスマスに何を食べる?
美食家のイメージが強いフランス人ですが、実は彼らの普段の食事は質素なものです。サラダやスープにバゲット、と自宅での食事は簡単に済ませ、友人たちと外食をする際はゆっくりと会話を楽しみながらご馳走を食べる、といったパターンです。
そんなフランス人たちもクリスマスシーズンは親しい友人やご近所さんで集まってパーティーをしたり、クリスマス当日は家族間で伝統的なクリスマスディナーをします。
では実際にどんなものを食べているのかというと、家庭やその人の好みによって生牡蠣や鴨肉のソテーなどメニューは変わりますが、どこの家庭でもクリスマスの食事に欠かせないのがフォアグラではないでしょうか。
クリスマスシーズンにはフォアグラを乗せて食べる専用のパンも売られています。
続いて食べ物ではありませんがどこの家庭でもクリスマスの食事に用意するものといえばシャンパンです。この時期はスーパーマーケットやアルコール専門店でシャンパンがセール価格になり、通常より安く購入することができます。
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