留学をしたいと考えたときに、入学費や学費が安い国として候補になるのがドイツですが、ドイツ語はなかなかな馴染みがない言語です。中高で習うことができる学校は珍しいですし、大学の第二言語で選ぶくらいではないでしょうか。
ドイツは学費が無料で、真面目に学業に励みたい人は、高いレベルで勉強することができます。英語で学ぶことができる専攻もありますが、基本的にはドイツではドイツ語です。そこで今回は留学の時に役に立つドイツ語能力試験のTest Dafをご紹介します。
ゲーテインスティチュート主催のTest Daf
DafはDeutsch als Fremdsprache(外国語としてのドイツ語)の略で、ドイツ語能力試験の中で、一番攻略しやすく、全世界でドイツ語能力の証明をするのに有効なドイツ語能力試験です。試験は4部に分かれており、Leseverstehen(読む能力) Hörverstehen(リスニング力) Schriftlicher Ausdruck(書く能力) Mündlicher Ausdruck(話す能力)となっています。
Leseverstehen(読む能力)
一つ目のLeseverstehenでは、テキストが3つあり、10分、20分、20分で解いていきます。最初は短い文が10こ位あり、その中から右にある短い広告の中から正しいものを選んでいきます。
10分しかないので、一語一語しっかり読む時間はありません。キーワードとなる人や場所、時間などに下線を引き、正しい広告を選んでいきます。
二つ目はちょっと長めのテキストがあり、右側に書いてあるABCから正しいのを選んでいくものです。基本的にひと段落に一問か二問というバランスなので、読みながら解いていきます。20分しかないので、全部読んでから解くと間に合いません。キーワードに注目して、正しいのを選びます。
三つ目もちょっと長めのテキストがあり、右側にある質問から、正しいか、正しくないか、もしくはテキストはそれについて言及していないかから選びます。一番難しいように見えますが、引っ掛けの質問にだけ気をつければ意外とさらっと解けるでしょう。
Hörverstehen(リスニング力)
リスニングでは、3つの会話のテキストを聞いて、1番目と2番目は1度きり、3番目のテキストは2度聞くことができます。
一度しか聞けないと思うと緊張してしまいますが、内容はいたって簡単で、大学生同士の会話で、専攻は何にするか、いつまでに届け出を出せばいいのか、などの会話から始まります。
3つ目の会話は大学で使われるアカデミックな言葉が使われるので少し難易度が上がります。1度目のリスニング中に質問文を理解して、メモしきれなかった箇所を2度目のリスニングで補います。
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